今年五月の九州・球磨川。
昨年七月の豪雨洪水被害の跡。下流である。
写真の通り、くま川鉄道は豪雨災害のため被災し、全線において運休。11月28日より部分運行再開(肥後西村~湯前間)するというが、そう簡単には全面開通は難しいだろう。まず、甚大な被害の場所では簡単に工事ができないだろうし、山が迫りすぎていて、線路を通せたとしてもすぐに崩れそうな、危険な場所が多い。
今年の取材時は、十年ちょっと前に訪れた時の記憶とのギャップに、胸が痛んだ。
本日プレビュー初日の劇は、後半に球磨川の場面を出すことも考えていた。後半に、触れはする。私にとっては、胸に迫る出来事だった。
夏頃に再取材を考えたが、当時はコロナ禍ゆえに、東京からの来訪が歓迎されないのは当然であり、諦めた。