「国葬」についての8日の閉会中審査での岸田首相の「説明」は、今までの言い方を繰り返すだけだし、論理が破綻している、というか、理屈にも何にもなっていない。
マスコミも、この国の人たちも、これを許容して「国葬」強行を許すのか?
閉会中審査を行ったといっても、きちんと国会を開いたわけではない。開かなかったことが憲法違反であることは変わらない。それ以前に、「閣議決定の決定が国会に優越する」という安倍政権以来の現状じたいが、憲法違反である。
そもそも、旧統一教会と最も濃い繋がりを持っていたと考えられる安倍元総理と統一教会の関係を明確にしなければ、この「国葬」は、旧統一教会を容認するための儀式になってしまう。
岸田首相らの言う「国葬」が、弔意を強制するものであることは明らかだ。
共産党の仁比聡平氏だけは、「岸田総理大臣は故人に対する敬意と弔意を国全体として表す、これが国葬だと言った。国民全体に事実上弔意を求めて内心の自由を侵すことは憲法に違反する。今からでも中止すべきだ」と求めたという。
唯一正当な意見だ。