Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

ウクライナ映画 「キャロル・オブ・ザ・ベル」

2023-08-05 | Weblog

ウクライナ映画「キャロル・オブ・ザ・ベル」を、観る。

昨年来ウクライナに何度か取材に行ったジーナリストの知人が推薦していたからだが、ほんとうに、観てよかった。

昨年夏にウクライナの戦争小説を、大阪の野外音楽堂でリーディングしたが、その時代から繋がる内容である。民族、宗教、国籍で人間を分断することの愚かさが、おそろしく胸に迫ってくる。

製作年は2020年。ケーフ在住の若い監督が、戦争の記憶を朽ちさせまいと手掛けたものだと思うが、じっさいに新たな戦争が始まってしまったという、残酷な現実。

私は11年前にウクライナのフェスティバルに招かれ『屋根裏』を上演したが、当時はロシアの演目が存在感を示していて、この国のロシアとの関係のただならなさは、本当に、私のような者が外から見ても、そうそうわからないものであった。

自分の上演にかまけて、このところ映画は全然観ていなかったし、最近の映画を多く観ているわけではまったくないが、この映画はお薦めである。

 

 

https://carolofthebells.ayapro.ne.jp

 

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吹田メイシアター公演 プレ企画 8月9日(水) 14時より

2023-08-05 | Weblog
吹田メイシアター「わが友、第五福竜丸」公演 プレ企画 講演「第五福竜丸」の歴史 + トーク「ゴジラからはじまる、ドラマ表現の中の放射能被害」が、8月9日(水) 14時より、開催されます。
 
 
燐光群「わが友、第五福竜丸」 吹田メイシアター公演 プレ企画
講演「第五福竜丸とは」
 
8月9日(水)

14:00〜15:30 13:30開場

小ホール

1954年アメリカ合衆国がビキニ環礁で行った水素爆弾実験により、多量の放射性降下物「死の灰」を浴び、乗組員23人が被ばくした マグロ漁船「第五福竜丸」。
今回、社会性・実験性の高さと豊かな表現力を兼ね備え、斬新で意欲的な公演を重ねてきた劇団「燐光群」が12月6・7日に同船の物語を描きます。そのプレ企画として、講演会を開催します。

◆第一部 講演「第五福竜丸」の歴史
     市田真理氏(第五福竜丸平和協会学芸員)

◆第二部 トーク「ゴジラからはじまる、ドラマ表現の中の放射能被害」
      坂手洋二氏(燐光群主宰、劇作家・演出家)×市田真理氏

無料
(要申込、先着100名)
ご来場者様(代表者のみ)のお名前、電話番号、参加人数をメイシアター へ電話(06-6386-6333)もしくは メール(jigyo@maytheater.jp 件名「第五福竜丸」)にてお申込みください。

※ 未就学児はご入場いただけません。
※ お客様用の駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。
  道路混雑緩和及び環境への配慮の観点から、公共交通機関をご利用ください。

■主催
(公社)国際演劇協会西日本センター(ITTI-JAPAN)/(公財)吹田市文化振興事業団

■共催
(有)グッドフェローズ/(公財)第五福竜丸平和協会

■本公演のお問い合わせ
メイシアター 06-6386-6333(9:00~18:30)
 
 
非核平和都市宣言40年を迎える吹田市では
7月20日~9月10日 吹田市立平和祈念資料館で「ヒロシマを伝える 原爆の絵」展を開催中
四國五郎の描いた絵本『おこりじぞう」(複製画)展ほか、記念上映・記念講演などがあります
8月4日~6日は 吹田メイシアターにて「市民平和のつどい2023」開催。古典芸能、映画上映、森山良子コンサートが開催されます。
長崎原爆の日 8月9日に、この吹田メイシアターで第五福竜丸のことビキニ事件のこと、そしてたぶんゴジラのことを語らせていただきます。
参加費無料
まだまだ お席に余裕があるようです。
ぜひ お運びくださいませ
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冷やし中華に罪はないはずだが

2023-08-05 | Weblog

冷やし中華に罪はないはずだし、昔から筒井康隆氏らの「一年中冷やし中華がメニューにあるべき」という運動にも理解は示してきた私なのだが、さて。

今年初めてというより、数年ぶりに冷やし中華を注文してみて、あ、これは違う、と思ってしまった。違う、というのは、もちろん私の思い込みのせいであって、ということはわかっている。ただ、たんに冷やした麺に酢醤油的なツユがかかっているだけだと、なんだか味気ないと思ってしまったのだ。これは、ここ何十年かの間に、東北地方などに多い、暖かいツユ蕎麦と同様にしっかりとスープの味のする、しかし冷たいツユの「冷やしラーメン」を知ってしまったからである。韓国式の冷麺もそうだが、冷えていても、ちゃんとスープの味がしてほしいのだ。だがそうなるともうそれは概念として「冷やし中華」ではないので、私が無い物ねだりをしているだけということに、なるのだが。

で、あと、夏が暑いからといって、必ずしも冷やしたものを食べる必要はないという当たり前の感覚が出てきて、まあ、現在の私は、夏にも熱い麺を、食べたいのである。

そうだ。冷やし中華に罪はない。私が裏切りの道を歩んでしまっているのだ。

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