インターネット・テレビとは、どことも契約していない私は、映画館で見逃した観たい映画は、いまだにDVDをレンタルで借りている。
TSUTAYAである。
最寄りの支店に行った。
資料として観なくてはならないものがあるので、久しぶりに行ったら、なんだか人の気配がない。
閉まってはいなかった。
まさかと思ったので安堵した。
で、DVDのコーナーに行くと、なんと、風景が変わっている。というか、奥半分の棚が、なくなっていた。もともと四分の一くらいは棚が減っていたが、ついに。
新作とアニメばかりのようだ。旧作もあることは、ある。
で、「ドキュメンタリー」のコーナーが消失していて、店員の方に尋ねると、「普通の洋画邦画のところにそれぞれ入っています。アイウエオ順に」という。
客が自分でスキャンして入力して、ということで、店員の方もお一人なのである。
ご近所のTSUTAYAさん。
なんとか生き延びてくれ。
三十年前、篠田正浩さん監督の映画『写楽』で、蔦屋重三郎の書店を荒らす大道芸一座の振付をしたことは、許して下さい。
蔦屋重三郎役は、プロデューサーも兼ねていたフランキー堺さんだが、その場面には出ていない。
真田広之さん、岩下志麻さんらに、当時の小劇場の面々も加わった、豪華な一座では、あったのだが。