沖縄といえば、ヤンバルクイナ。
沖縄といえば、というより、名前の如く、やんばるとは、沖縄北部のこと。
ヤンバルクイナは、やんばるを出たら生きられないから、ヤンバルクイナ。
ふつう「やんばる」って、国頭、大宜味、東村、である。
そう簡単には会えないのだ。
羽根がちっちゃいし、筋肉も貧弱。
空に逃げられないからロードキルに遭いがちだし、
ノネコやヘビやマングースが襲ってこないように樹の上で寝るけど、
一番弱い生き物かもしれない。
ノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネなんかと同じ、「固有種」。
やんばるの森がなくなったら、地球上から姿を消してしまうのである。
やんばるは生物多様性の博物館みたいなところである。
国土の面積としてはわずか〇・一パーセントの沖縄に、日本で棲息する生き物の四分の一がいる。
鳥に至っては半分が沖縄在住。そのほとんどが、やんばるなのである。
東村高江では、「あれはクイナだよ」と、鳴き声を教えてくれる人は、よくいたが。
写真は、三年前某所で撮影した、ヤンバルクイナ。
沖縄と泡盛のことばかり考えています。
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燐光群新作『沖縄戦と琉球泡盛』
11月30(土)〜12月8日(日)
東京・吉祥寺シアター
岡山、関西公演もございます。
詳細は以下を御覧ください。
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https://rinkogun.com/featured/after-talk-guest-okinawasenn/
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