Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

私は冷血です

2020-12-12 | Weblog
私は冷血です。
某所で入館時に体温を測ると、ずっとずっと35.1度という数字が出てくることが多かった。
あまりに体温が低いではないか。
計測したうちの7割くらいが35.1度である。
写真の時は、いったん短時間入館してから外に出て戻ってのだから35.5度である。屋内にいるのが長いと、そのままだと36度台にはなっている。
35.1度のときは、たいてい自転車で風を切ってきた後だから、この数値なのだろうが、なぜ同じ数字が、という疑問は残る。
とにかく35.1度の男なのである。
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落ち着かない夜

2020-12-12 | Weblog
小松政夫さんとキム・ギドク監督の訃報が同時に飛び込んでくるなんて。
最近周りに亡くなられる方が多いのだが、とても複雑である。

小松政夫さんは「シラケ鳥」世代である私にとっては、もう私たちじたいの現実の時間が一巡りしてしまったのだと感じさせられる。
友人が小松政夫さんの最後の舞台に関わっていて、とても羨ましく思っていたところだった。

キム・ギドク監督は、アメリカに何週間がいたとき、2003年だったか、『春夏秋冬そして春』をニューヨークのアート系の映画館で観て、同世代の監督がこういうものを撮るのか、と、驚いた。壮大さと偏屈さが混じる個性の強さは歴然としていて、監督自身が出演してラスト辺りそうとうナルシスティックに画面に収まっていて、ちょっと怖さも感じたものだ。
彼のハラスメント問題が取り沙汰されていて、コロナによる死というが、客死に至る事情は知らないが、本人が相当に追い詰められていたのだろうという気がしている。

昨日は新国立劇場で『ピーター&ザ・スターキャッチャー』初日を観る。
トニー賞受賞作というが、これはなかなか上演が困難な作品のはずで、商業的な場では興業として難しかっただろう。それが実現できたのだから、新国立劇場の存在意義はある。
「意外性」が大切な作品だから内容はあまり触れない方がいいだろうし、いろいろ言いたいことも多いのだが、一歩間違えれば極めて差別的になる内容であり、また、私たちには西洋の人達ほどにはこの世界観のバックグラウンドがわからないはずだから、なかなか見せ方が難しいのは当然である。わざとチープに作っているはずのセットなども、感想は別れるところだろう。私はもっと高所を使うべきだと思う。他にもいろいろ言いたくなるということは、刺激的であるとも言えるのだろう。後半になってモリーとピーター・パンが魅力的に見え始めてからは、物語的に押し切れる感じになる。若いスタッフ・キャストにとっては、得がたい経験であろうし、上演そのものが教育的効果も有しているということになるのだろう。お客も若い人達が溢れていて、こんな状況の中で、活気があることはよいことだと思いたい。


久しぶりに新国立劇場まで自転車で行く。ぜんぜん遠くないではないか。昔は自転車で稽古に通っていたのだ。
コロナ禍下、満員電車を避ける気持ちにはなるが、電車内が感染の危険度がいかほどかはわからないので、それは心理的なものであると考えるしかない。

帰路、何年ぶりかで永福町のT軒でラーメンを食べる。
こちらが若くなくなっているからだろうか、さすがに量が多すぎると思う。

それにしても、こんな夜中、唸ってしまうほどに、やらなければならないことだらけである。

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コマは止まったら倒れる 『拝啓天皇陛下様 前略総理大臣殿』終了後、十日

2020-12-11 | Weblog
燐光群『拝啓天皇陛下様 前略総理大臣殿』、岡山で全公演が終了して、十日めである。
何だか終わった気がしないのは、この劇の中で扱われているこの国の「義」「理」の存在に関わる事案が、まったく解決しないでいるからである。
公演終了で、おしまい、ということには、決してならないのである。


と言いつつ、来週から次回作の稽古に入る。

立っているためには、続けるしかない。

まったく、コマは止まったら倒れる、なのである。

そして、劇団という存在の貴重さを、いつもよりも強く感じている。


写真 町田敬介、鴨川てんし、山村秀勝、大西孝洋
撮影 姫田蘭


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私の恩人、ロジャーの記事。

2020-12-11 | Weblog
私の恩人、ロジャー。
彼が井上ひさしさんをオーストラリアに招いたとき、井上さんはまだ40代になったばかりだった。
私が彼の口添えもあって初めてオーストラリアに行ったとき、私も40代になったばかり、だった。

これからの人生、能う限り、ロジャーの期待に応えたい。


ロジャーが書いてくれた解説を読める早川文庫『屋根裏』は、もちろん、全国の書店で買えます。



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劇団印象 『エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜』

2020-12-11 | Weblog
東京に戻って一週間、何本かの芝居を観た。
40代、特に前半の、作り手のものが、多かった。
ごめんなさい。
いまの私には、あまりピンとくるものがなかった。
登場人物を見下しているような作品ばかりだった。

やっと、ほっとした。

劇団印象 『エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜』を観たからである。

もちろん、あれこれ言い出せば、きりがない。
しかし、この、「肯定性」は、私の思う、基本である。
どんなにネガティヴな内容の作品でも、これは、最低限、必要である。

全ての登場人物を、作者が、愛している。
これは、井上ひさしさんもそうだが、ある種の作品づくりの「仁義」である。
鈴木アツトは、その「仁義」を、自分流で、発見した。

鈴木アツトは、これから大きく踏み出す何かを、手に入れたのだろうと思う。
劇作家協会新人戯曲賞の最終審査で、私が彼の作品を厳しく批評したのは、もう何年前になるのだろう。
それから後も、彼は、真っ直ぐに、おおらかに、自分なりに、駒を進めてきた。
誰よりも、私が、嬉しい。

さて、次作はどうなるか。
楽しみな後輩がいることは、私の喜びである。


上演詳細


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誰かがせりふを読んでくれる。

2020-12-09 | Weblog
このお二人は、マサチューセッツ工科大学(MIT)演劇学科の、 「演劇の翻訳と文化の伝達」Zoomリーディング企画で、拙作『ブラインド・タッチ』をリーディングしてくれた。
Dillon Zhang 、Cherry Wang のお二人である。
お会いしたことも、話したことも、ない。

海外で自分の戯曲が上演されたり、リーディングされるのは、不思議な、得がたい経験である。

アメリカの大学では、十年ちょっと前だろうけれど、ルイジアナ州立大学の劇場〈スウェイン・パレス〉で、演劇学科長に就任したばかりのリアン・イングルスルードが、拙作『みみず』の翻訳『Night Crawler』をリーディング上演してくれたことを思いだす。まあ何しろかなり官能的な部分に加え、コメディであるところもあるので、プロも半数は混じる俳優たちは、きゃあきゃあ言いながら大喜びで演じていた。

演劇は上演が終われば消えてなくなるものだが、戯曲は残る。そして翻訳されれば世界のどこかで、未来のいつかに、どなたかが、そのせりふを体現してくれるときがあるかもしれない。
それはそれでわくわくするし、ありがたいことである。

もともと、よく口にすることだが、戯曲というものは、多くの場合、数十人の人に熟読され、あるいは記憶される。何ヶ月か何年間かにわたって、誰かが常にその言葉の世界に生きる。かくも強力な読者が存在する。書かれた作品はそれに耐えられるものでなければならない。責任重大であり、読み手に心から感謝しなければならない。それが劇作家の仕事である。

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「事実が明らかにならない」から、罰されないのなら

2020-12-09 | Weblog
菅義偉首相は4日の記者会見で、時間内に質問できなかった報道機関が会見後に提出した質問書に対する首相の回答を書面で発表したという。
それまでちゃんとした会見がなかったことへの非難を受けてか、何かそういうケアをしないといけないということになったのか。
国会への誠実な答弁について問われると、「質問には丁寧に答えるようにしてきた」「答えられない理由をできる限り申し上げている」と開き直っている。
吉川元農相の現金受領疑惑を巡り、自民党総裁としての対応を問われたのに対しては「捜査機関の活動内容に関わる事柄で、答えは差し控える」と、いつもの逃げ口上。

問題は、昨年の参院選で選挙違反に問われたが、自民党本部から1億5000万円の資金提供を受けていた、河井案里被告らについてである。
その資金提供について、「支部の党勢拡大などの政党活動のため、党内で定めた基準と手続きに従って、党本部から適切に交付された」というのだ。
選挙違反に使われた疑いのある金を、当の政党自身が出したのに、「適切」というのだ。金の出所も、使い方も、ただ「適切」と言いつのって逃げるのでは、話にならないではないか。

逃げられるのは、「事実」のディティールが明らかにならないからである。

つまり、疑惑があっても「事実が明らかにならない」から、罰されないのである。

一方、「事実が明らかにならない」にも関わらず、社会的に抹殺されようとしている人がいる。

性被害を告発した群馬県草津町の女性町議の解職請求(リコール)の賛否が問われた住民投票が6日に行われ、解職に賛成は2542票で有効投票の9割以上を占め、町議は失職した。当日有権者数は5283人で、投票率は53・66%だったという。

「草津町の尊厳が守られた。町民が『ノー』を示した」と言う町長は、もともと「事実無根のでっち上げだ」と疑惑を否定し、町議や協力者を名誉毀損で告訴し、民事訴訟でも争うという。

一部の取材した人達から、議会周辺で、告発した町議に対する罵詈雑言の断片が報告されたが、こんなことを人が人に言っていいのかという、とんでもない物言いもあるようで、暗澹たる気持ちになる。

「事実は裁判で明らかにすべきだ」というのは正論だが、それ以前にこれだけの主観判断が行われている。

少なくとも、事実が明確になるまでは、言ってはいけない、決めてはいけないことがあるのではないか、と思う。

しかし、おそらく、この件は、そう簡単には「事実が明らかにならない」はずである。

にも関わらず、この町議は、孤立し、ひどい誹謗中傷の的になっている。

理不尽だと思う。

一方で、法律を違反させるために1億5000万円の金を提供した者たちが、涼しい顔をしているのである。

彼らが、「事実が明らかにならない」から、罰されないのなら、「事実が明らかにならない」状況で、誰かが社会的に抹殺されようとしていることを看過してはならないのではないか。



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クアドルプル・ブッキング

2020-12-08 | Weblog
いまから、この火曜午前中は、quadruple booking クアドルプル・ブッキング(四つが同時に重なる)である。

マサチューセッツ工科大学(MIT)演劇学科の、 「演劇の翻訳と文化の伝達」Zoomリーディング企画

別なZoom会議

議員との面談

大学のZoom講義

である。

大学のZoom講義を優先するが、Zoom関係だけは他のものにもなんとか顔を出す予定である。

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~香港の今を知り、演劇で繋がる~ アンドリュー・チャン氏によるレクチャー

2020-12-08 | Weblog
自由な表現が危機に晒されている香港の、今を知るレクチャー。

香港の演劇人達が、香港版『三人姉妹』に託すものは何か。
日本演出者協会国際部による好企画。

12月19日(土)〜 五回にわたる講座。


~香港の今を知り、演劇で繋がる~
あなたの『三人姉妹』を探そう
香港演劇界の第一線で活躍するアンドリュー・チャン氏によるレクチャー


チェーホフの 『三人姉妹』を香港版に翻案した「香港三人姉妹」を下敷きに、「日本 における三人姉妹」を考えるオンラ イン講座を行う。
『三人姉妹』という 共通のテキストをベースに思考することで、香港と日本の状況を照らし合わせつつ、相互理解を深める。
また、異国や他者の視点を加えることで、演出力の向上を図っていきたい。
なぜ《三人姉妹》なのか?なぜ《香港三人姉妹》なのか?
《三人姉妹》でイリーナのセリフ「モスクワへ行こう、モスクワへ!モスクワへ!」を読んだ時、香港人の現在の生活状況を思い浮かべた。《三人姉妹》の時代背景は革命前。彼女たちは闇夜の中で待ち続けたが、なかなか夜明けが来なくて、心の底で苦しんでいた。それでも、歯を食いしばって現実と向かい合わなければいけなかった。現在の香港人 も昔の「輝いていた頃」を思い出しながら、悶々と様々な難関と向き合って、勇ましく未知な未来に向かっている。 百年余り前のロシアの三人姉妹はモスクワへ行きたがっていた。
百年後の香港人は何処へ行きたがっているのでしょうか? 何処へ行けるのでしょうか?このちょっとした発想で、《香港三人姉妹》という劇を作り出した。そして、稽古をする うちに、また別の、香港に関する劇が派生した。いや、劇だというより、短編物語の連続といったほうが適切かもしれない。 私はただ舞台上で何人かの香港人の短編物語をプレゼンしていた。前書きもオチもない。あるのは目下のこの瞬間だけ。

【スケジュール】
1 日目 12月19日(土)14時~ 17時
*講師とアリス劇場実験室の活動紹介
*講師の創作理念のシェア
2 日目 12月20日(日)14時~ 17時
*講師による《香港三人姉妹》解説
*参加者からの質問とディスカッション
3 日目 12月21日(月)19時~22時
*参加者が「日本とアントン・チェーホフの間はどんな関係があるのか」を発表
*各自が<日本の「三人姉妹」>というストーリーを紹介
(4日目 12月22日(火)お休み 各自のシーン創作時間 )
5日目 12月23日(水)19時~22時
*参加者による創作シーンの朗読発表
*演出スタイルについてのディスカッション
*まとめ

【参加費】一般 4000円、協会員2000円
【見 学】一回500円、協会員無料
【WS参加者定員】12 名程度(先着順)見学者定員30名
【実施方法】Zoomによるオンラインワークショップ
【参加条件】Zoomに接続可能であること
【対 象】演出家、あるいは演出家を志している人
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井上ひさし展、最終日に駆け込む

2020-12-07 | Weblog
世田谷文学館で開かれていた井上ひさしさんの企画展「没後10年 井上ひさし展 希望へ橋渡しする人」、最終日に駆け込む。

ああ、もう十年なのかと思う。
井上さんとのやり取りのあれこれ、いろいろなことを思い出す。

世田谷区内を自転車で行き来する日だったが、梅ヶ丘に拠点を構えて、来年でもう三十年になるのだ、と、ふと思う。

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「がんす」で、がんす。

2020-12-06 | Weblog
広島は呉の名産「がんす」で、がんす。
岡山駅でも一階のスーパーで売っていて、瀬戸内地方のお土産としては、もっともリーズナブルなものの一つである。

庶民の食べ物である。魚のすり身と野菜をまぜたかまぼこ的なものをフライにしただけである。とはいっても、玉葱の品質保持のために唐辛子を入れていたりという工夫が、結果としておいしさに繋がっている。
私は何もつけずに食べるが、ソースをかける人もいる。

東京・豪徳寺の広島物産の店でも扱っていたが、今はどうなのかな。そこでも安く売っていた。
おそらく、値段が上がってしまったら、「がんす」ではない、ので、がんす。


昨日から長い長い鼎談の原稿を校正していたが、おそろしく時間がかかった。気分転換の書き込みであります。
読まなければならない物も多いし、原稿はまだまだ他にもあります。
ありがたいことだと思います。
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「文化芸術活動の継続支援事業」申請の締切は、12月11日17時

2020-12-06 | Weblog
「文化芸術活動の継続支援事業」申請の締切は、12月11日17時。

未申請の方に勧めまくっている。まだ間に合うのだから。

とにかくわかりにくく感じる、という人が多いのも無理はない上に、少しずつリニューアルされて新ルールも入っている。
文化庁からのお知らせは小まめに見た方がいいし、「よくある質問(Q&A)」とかもよく読んだほうがいいです。

「新規募集へ申請するため、第1次~第3次募集における申請の取下げを検討されている方は」と、さらっと大胆なことが記してあったりするし、とにかくよく読み、締切を確かめることだろう。

残念なのは、以下のことも、一応通知されてはいるのだけれど(11/13)、意味がわかりにくくて気がつかなかった人も多いのではないかということ。既に出した人達は11月末日までに実績報告をしなければと必死になっていたはずで、報告の締切も延長できることに気がつかなかった人も多くいるのではないかと思われる。
■第1~3次募集に申請いただいた方へ■
第3次募集までに申請いただいた事業について、額の増額を伴わない事業実施期間の延長については令和3年2月28日まで可能となります。
事業実施期間の延長をご希望される場合は、実績報告時に併せてお知らせください。
なお、令和2年11月1日(日)~令和3年2月28日(日)の期間において、新たな取り組み(追加したい経費)を申請したい方は、事業実施期間の変更ではなく『募集案内Ⅱ(既申請者用)』をご確認いただき、当該期間の新たな取り組みについて申請ください。


「文化芸術活動の継続支援事業」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により活動自粛を余儀なくされた文化芸術関係団体等に対し、感染対策を行いつつ、直面する課題を克服し、活動の再開・継続に向けた積極的取組等に必要な経費を支援し、文化芸術の振興を図ることを目的としています。

【新規募集】令和2年11月25日(水)10:00 〜12月11日(金)17:00※予定 
※受付は締切日まで行いますが、事業予算の上限に達し次第、募集を締め切りますのでご注意ください。


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古川健講師「せりふの読みかたワークショップ」 、 最終日の講座とトークセッションの動画が御覧になれます。

2020-12-05 | Weblog
古川健さん講師の第11回「せりふの読みかたワークショップ」 、
12月4日(金)、最終日の動画が、YouTube で御覧になれます。

参加俳優によるリーディングと古川講師によるワークショップ。

第二部はトークセッション「せりふとサブテキスト」
登壇者 = 坂手洋二 日澤雄介 古川 健 馬奈木厳太郎

馬奈木弁護士の演劇観、日澤・古川コンビの秘密など、聞きどころはたくさん。

興味のある方は御覧ください。



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「開けたら閉める!」 三演めの「大平洋食堂」、上演中

2020-12-05 | Weblog
三演めの「大平洋食堂」、上演中。

嶽本あゆ美の執念が実る。

嶽本さんは劇作家協会戯曲セミナー研修科で私のクラスにいるのだが、初演前にいろいろ話したけれど、本当に彼女は頑固というか一徹であった。
初演以来、練り直し、改訂を重ね、その執念が実って、今度の上演は今までで一番わかりやすく、導入部がくっきりと鮮やかになり、とくに後半の展開が今までに比べて格段に物語が立ち上がってきて、三時間超の大作を、飽きさせず、見せる。
藤井ごう演出の粘りが牽引したのだろうし、和田東史子照明、近藤達史音響、おなじみのスタッフワークも鮮やか。

「開けたら閉める!」というアドリブを発明した間宮啓行は、主人公の陰影を増した。
とくに後半の一度目、二度目の「開けたら閉める!」には、以前にはなかった哀愁がある。
「開けたら閉める!」が何だかわからない方は、その謎を解くためにも、必見である。
 
明日まで。

上演情報は、以下の通り。




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「CCCP」の赤ジャージを着る男・古川 健

2020-12-04 | Weblog
「せりふの読みかたワークショップ」 第11回の講師は、もともと俳優としても活躍していた、劇団チョコレートケーキの 古川 健 さん。

で、前のブログで「古川 健 さんの愛するロシア」と書いてしまったが、厳密に言えば、古川さんはロシアでなくソビエト連邦の信奉者なのだった。
げんに、「CCCP」の赤ジャージを着ている。そして、スマホの裏に刻まれたものは……。
写真を御覧ください。


俳優と劇作家の出会うワークショップ。
12月4日(金)、発表のある最終日。

12月4日(金) 15:00のトークセッションに、私も登壇します。

登壇者 = 坂手洋二 日澤雄介 古川 健 馬奈木厳太郎

リーディング、始まりました。
お近くの方はお急ぎください。
です。



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