一週間ほど風邪気味である。風邪を吹き飛ばすためにも、なにか美味い物を食って元気を付けなければならない。
そこでかーたんと、下北沢の『築地すし好』へオカブ商会の忘年会と洒落込むことにした。
しかし、今日は寒い。日が落ちてからは凍えるようだ。
開店の5時ちょっと過ぎにご入店。カウンター席へ。
熱いおしぼりを使って、まずはビール。そしてコハダから。かーたんはマグロ尽くしセット。オカブは白身が好きなので、ヒラメ、キンメ、タイ、アオリイカとやった後はせっかくの冬なので貝で行くことにした。青柳に平貝、ミルガイとアカガイ。新鮮な貝の握りは絶品。
オカブが鮓を食う時には珍しく、ビールから熱燗に換えた。普通はビールのみで通すのがオカブ流だ。しかしなんといってもこの寒さである。熱燗が恋しくなるのも無理はない。
そのうちかーたんはお好み尽くしセットなるものを頼んでいる。料金体系としては単品で頼むよりもセットのほうがお得なのだそうだ。それでも足らず、北海尽くしセットをダメ押しに頼んでいる。さすがにこれはオカブとシェア。
我々についた板さんのM田さんは、いなせな相撲取りが引退して親方になったような風貌。適度な若々しさと垢抜けた感じと威厳を併せ持っている。北の富士や増位山といった関取衆がいたが、彼らをぐっと若くしたイメージだ。腕も確かだ。いい板さんに巡り合えた。
最後に熱いあがりを貰って忘年会終了。いい年忘れができた。
初鰤と小肌の握り置かれたり 素閑