年が明けた。一応、家族と、隣家の叔母とで新年の祝い事。エルさんには、両親から、一応『去年は頑張りましたで賞』としてお年玉を小額。形ばかりのお年賀だ。そして、御節をつまみ年酒を酌み交わす。酌み交わすといってもほとんど親父の独り酒状態。まあこれもよい。御節は、蒲鉾や伊達巻などををのぞいてほとんどばーたんの手作り。これも長らく我が家の伝統だ。手作りの御節というのはまことによいものだと思う。近頃はやりのデパートや、有名料理店の仕出しの御節など食う気もおきない。まあ、買う金も無いというのも大きな理由ではあるが・・・飲んだくれる前に、かーたんの実家へ新年の挨拶。下の甥っ子に形ばかりのお年玉。うちに帰り、うとうとと寝正月。御節の残りとビールで適当に夕食を済ませて、夜7時から恒例の『ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート』。メストの指揮はベタのオーストリア人だけあってベタのウィーン風のワルツとポルカ。お国柄が素直に反映されていて安心して聞いていられるという点ではその通りなのだが、なにかけれん味が足りないというか物足りない。それならいっそのこと、ウィーンを訪れるおのぼりさん観光客に聴かせるつもりで、もっと「ベタベタ」のウィーン風を発揮して欲しかった。テレビをつけたまま白船夜船。よく寝る正月だ。
朝日差し何はせずともまずは春 素閑
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