今「権威」がなくなっている。
ネットの発達によって、今まで「権威」と思われていたものの化けの皮が次々と剥がされている。
政治家も大学者も大社長も大作家も大論説者も新聞もテレビも、あるいはテンノーヘイカも今や権威と言う面からみれば形無しである。
大衆は、ただ「権威」と称するだけでは全く共感することも従うことも無い。
昔は、例えば政治家のことを誰もが「リーダー」と考えていた。
しかし、今では「政治家」は大衆の「手駒」である。
ましてや尊敬の対象などではない。
政治家が大衆を操縦できるなどと考えたら大間違いである。
できるとすれば為にするデマゴーグの情報を流布して大衆を扇動することくらいである。
社会に影響力のある者は表から覆い隠されている。
もっとも、ネットの情報はそういうものの仮面をはぎ取るのも得意なのだが・・・
しかし、この手の策術には現代社会の陥りやすい罠が待っている。
一方の方向に傾きだすとそれが無抵抗のままに一気にその方向に走り出すからだ。
これは第三者が影響力を行使すれば防止できるということではない。
大衆、一人一人が、現代の状況はそのような危険をはらんでいるということを自覚して行動するしか対策はない。
下萌えぬ長くも短き生き死にか 素閑
みちのくの水の下にも下萌えぬ 素閑
名も知れぬ人の塚にも下萌えぬ 素閑
下萌えぬ齢は六十路を越えにけり 素閑
下萌えぬ焼け焦げし町村の跡 素閑
草萌えぬ遠くに鐘の高き塔 素閑
下萌えぬ鰊の蕎麦の茶屋の前 素閑
刻々と春の草には時が来し 素閑
下萌えぬ泉と原と浅黄色 素閑
村長の孫は都へ下萌えぬ 素閑
ながながと寝そべる猫や下萌えぬ 素閑
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