昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

クリスマス燭火礼拝

2010-12-24 15:28:00 | 日記・エッセイ・コラム

クリスマスが近くなり、すっかり教会のエントリーばかりになってしまった。しかし、裏を返せば、それだけキリスト教徒にとって12月は多忙を極める時期だということ。まぁ、クリスマス前の一ヶ月は盆と正月に加えて、暮れと彼岸と花見が一緒に来るようなものである。そうはいうものの、今日は、はや12月24日。クリスマス・イブである。この日、全国の教会で(キリスト教会ではほぼすべて。一部の例外を除いて・・・例外さんは結構、怪しいところかもしれない)クリスマスの前夜祭として、クリスマス燭火礼拝が行われる。燭火礼拝とは、夜、闇の帳が下りる頃、蝋燭に火を点し、蝋燭の明かりで礼拝を行うという、ちょっとミーちゃんハーちゃんにとってはロマンチックな感じのするものである。それに迎合して・・・というか教会側もいかにもクリスマス気分を盛り上げる「ロマンチック」なプログラムを組む。それには、会衆賛美といって、参加者が賛美歌を歌ったり、器楽演奏があったり、聖歌隊の奉唱があったり、独唱者の奉唱があったりするのだが、うちの教会では、そのすべてがプログラムに組み込まれている。とはいえ、これはうちの教会がことさら俗におもねっているという意味ではない。(そして、その大半はかーたんと、オカブが担っているのだが・・・)いえいえここで高慢になってはいけません。信徒一同の篤いご奉仕によって燭火礼拝は行われる。ちなみに燭火礼拝は横文字で言うと、「キャンドル・サービス」というものとばかり思っていたが、英語にそんな言葉はないそうで、ただしくは「キャンドル・ライト・サービス」と言うんだそうな・・・そこで、肝心の礼拝だが、うちの教会では、礼拝の前に盛大に町に繰り出してキャロリングをやる。これは前に書いたとおり、燭火礼拝の後、しずすずと信徒の家を廻って行うのが一般的なのだが、うちでは燭火礼拝の宣伝として、礼拝の前にやってしまう。そして夜の7時半に礼拝開始。前奏はかーたんのオルガンとオカブのフルートでバッハのクリスマスオラトリオ『眠れ、いとしき御子よ』より。その後聖書朗読、讃美歌斉唱、かーたんの独唱、聖歌隊の奉唱などがあり、メッセージとして『救いの到来』。そして会衆一同で『諸人こぞりて』を盛大に歌い、聖歌隊の閉会唱『主よわれらを祝し』。全体で、初めて教会を訪れた人も含めて140人ほどが会堂を埋め尽くし、心温まるクリスマス・イブを過ごした。礼拝の後は盛大にご苦労さん会。ドンちゃん騒ぎのドンで終わった。うちに帰ったのは11時。これでクリスマスのすべての行事が終わった。


   聖き夜親のなき子に幸あれや     素閑


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