毎度毎度のことながら変わり映えのしない年末年始。
家に籠りきりで7日ほどの休みを過ごすことになろう。
知人はスキーに行ったり温泉に行ったり海外旅行に行ったり。
いいなあ。
まあ、大袈裟な言葉で言えば、世の中の矛盾と言うやつですね。
蕎麦でも食って、酒でも呑んでと憂さを晴らすしかない。
そこで太子堂の『くら嶋』で蕎麦を手繰って一杯。
我ながらなんとも気楽なものである。
鍬の泥落としてしばし晦日蕎麦 素閑
漫談のテレビつけおく晦日蕎麦 素閑
都ではこう食ふものよと晦日蕎麦 素閑
晦日蕎麦明日の支度は母一人 素閑
工場の灯りまだつく晦日蕎麦 素閑
往来の激しき蕎麦屋晦日かな 素閑
よがらすの声遠く聞き晦日蕎麦 素閑
褒貶の際立つ人や晦日蕎麦 素閑
おけら火をとりて入る店晦日蕎麦 素閑
合評の夜の更けるごと晦日蕎麦 素閑
葱切れる妻の座に置く晦日蕎麦 素閑
骨はなり節は痛むは晦日蕎麦 素閑
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