昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

海苔

2019-02-18 00:17:59 | 俳句

北海道はニセコの土地がブームだという。
外国人が手広く土地を買い漁って別荘やリゾート施設を建てているという。
オカブがニセコに行ったのは、もう60年近く前だが、倶知安の何もない駅とイワオヌプリ、チセヌプリという山に登った記憶しかない。
とにかく、60年前のニセコには何もなかったのだ。
そこが賑わっているというのは、ご同慶の至りだが、ニセコの何がそんなにいいんだろう?
中国人などの外国人にとっては、スキーをするのに北海道のパウダースノーは夢のような存在らしい。
それで、彼らをニセコに惹き付ける。
なぜニセコでなければいけないかは措いておいて、北海道の土地全体が外国人に買い漁られているという。
安全保障上の問題もあり!という物騒な話もある。
実際上、日本人が立ち入れない地域もあるという。
まあ、穏便に済めばそれに越したことはない。

おもゆれど海苔のかほるは尼僧寺   素閑

紅白に黒の混じるや海苔の膳   素閑

朝ぼらけ日昇る浦の海苔の嶋   素閑

大騒ぎ海苔のしけりに妻たちが   素閑

海苔に酒かぶらとしをのけふの膳   素閑

海苔の飯醤油の一滴たらしけり   素閑

早暁や越後の宿の海苔の箱   素閑

興ずるに海苔の絡まる老ひた舌   素閑

老ゆる人海苔を一枚齧りけり   素閑

明けの空海苔焼くくりや郷の家   素閑

大利根の水上の旅海苔の朝   素閑


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