新年あけましておめでとうございます。
今年が皆様にとって素晴らしい年になりますように。
昨年は景気がどん底の状態で、事業者は青息吐息、年末に総選挙・政権交代があって、心機一転、今年の回復に夢をつなぎたいところ。
大晦日は、N響の第九を聴いて、シルヴェスター恒例の「こうもり」のDVDを見て、新年の討論番組を見て、寝たのは4時過ぎ。今朝は9時に起きだしおせちの準備。隣家の叔母も加わって、一家五人で屠蘇を寿ぐ。
しかし手作りのおせちはいいものだ。芋の煮物、こんにゃく、椎茸の煮物、田作りなど江戸時代の農村のこの上ないごちそう尾であったことだろう。何回もブログで言ってきたが、京都「辻留」の辻嘉一翁は、お節料理でごまめと叩き牛蒡だけは家庭で手作りにしてもらいたいとおっしゃっている。これらは食べるときによく「噛む」ということが伴うので、この「噛む」というのが日本料理の美味求心の心に通じるということだ。この伝統的なおせちの習慣は長く長く引き継いでいってもらいたいものだ。
おせちにも地方、また身分によってさまざまな違いがあるだろう。たとえば、京都の雑煮は味噌仕立てだし、正月に鯛や伊勢海老を食べるのは武家の習慣だろう。我が家は平民の出身なので、土臭い庶民のおせちを家風として引き継いでいきたい。
エルさんには些少ながらお年玉。この子も今年は大学四年だ。何か期するところがあるのだろう、というかあってもらわなければ困る。まぁ、そうは言っても好きな道を歩ませようというのは親心。世間の既成概念にとらわれず、思い切り力を発揮できる道を選んでもらいたい。
お屠蘇にいい加減酔っぱらっていい気持になったところで、ソファでうとうととうたたね。
成さんとす心に熱く初春や 素閑
日が傾いてきたころから、かーたんと三茶に散歩。西友が開いていたので、かーたんは財布を新調した。4900円也。来年は金運に恵めれ増すように。
家に帰って、年越し蕎麦とおせちの残りで夕食。もちろんお神酒も聞し召した。
正月はだらだらとぐうたらし倒す。
7時からウィーンフィル2013年ニューイヤー・コンサート。今年はフランツ・ウェルザー・メストの指揮だ。
今年のウィーンフィルはワーグナーとヴェルディ生誕200年にかけて、両者にかかわる曲が選ばれたこと。
しかし大半が聴いたことのないワルツやポルカなので退屈してしまった。なかで「ローエングリン」三楽章序奏はよかった。
ただ、メストの曲つくりは遊び心がないというか、ウィーンのきらびやかさには似つかわしくない、かっきりとした演奏なので少し物足らない。
今年は良い年にしよう!
成さんとす心に熱く初春や 素閑
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