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羽後町 三輪神社が凄い

2025年01月14日 03時40分00秒 | 霊場
孫3号号のバレーの練習試合の送迎のためはるばる羽後町の旧三輪中学校に行きました。時間があったので三輪神社を参拝しました。




秋田県羽後町杉宮に鎮座するこの三輪神社は、奈良時代の養老年間(717~724年)に大和国の大神神社を勧請して創建されたと伝えられています。その歴史の深さから、境内には国指定重要文化財に指定された本殿や須賀神社本殿があり、歴代の藩主や武将たちの篤い信仰を集めてきました。

現在の本殿は、室町時代後期(1467~1572年)の建立と考えられています。特に、太い柱や大面を取った角柱、向拝斗栱の構造など、室町時代の特徴を色濃く残しています。また、この本殿は滋賀県内の室町時代の遺構に多く見られる形式で、関東・東北地方では唯一の例とされています。そのため、この形式の採用や伝播経路には謎が多いとされています。 




境内には、江戸時代前期の1647年に建立された須賀神社本殿もあり、桃山建築の特徴をよく残しています。この建物も国の重要文化財に指定されています。 

三輪神社の例祭は毎年5月3日に行われ、歴代の藩主や武将たちが寄進した御神輿などが使用されます。特に、佐竹氏二代藩主・義隆の夫人である光聚院が京都から取り寄せて奉納した御神輿が現存しており、祭典時に使用されています。 




境内は広く、他の神社と比べてやや簡素な印象を受けるかもしれませんが、それがかえって歴史の深さと神聖さを感じさせます。周囲の木々はそれほど大きくなく、境内の広さが際立っています。また、道路の曲がり角に位置しているため、初めて訪れる方には場所がわかりづらいかもしれません。
ただ雪寄せがされていなくて駐車スペースがなくて路駐だったのでゆっくり参拝できませんでした。
三輪神社は、秋田県内でも貴重な歴史的建造物を有する神社として知られています。その独特な雰囲気と歴史的背景を感じながら、訪れてみてはいかがでしょうか。 
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