今日は春の七草です。スーパーには七草粥セットが並んでいます。雪国の秋田では、この時期に春の七草といってもピンときません!特にゴギョウなど聞いた事がないと思います。ところが、ゴギョウも春になれば秋田でも普通のあちこちに出てきます。ハハコグザが正式名称です。今日はこのハハコグザにスポットを当てましょう。
ハハコグサ:春の七草「ごぎょう」の知られざる魅力
道端でふわふわとした白い綿毛に包まれた小さな黄色い花を見たことはありませんか? あの可愛らしい植物こそ、春の七草の一つとして知られる「ハハコグサ」です。
ハハコグサは、日当たりの良い場所を好み、春から初夏にかけて小さな黄色い花を咲かせます。その姿は、まるで母親が子供を包み込むように見えることから「母子草」という名前が付けられたと言われています。
古くから親しまれてきたハハコグサ
ハハコグサは、古くから人々に親しまれてきた植物です。春の七草の一つとして、お粥にしたり、草餅に使われたりしてきました。また、漢方薬としても利用され、咳や痰、のどの腫れなどに効果があるとされています。
ハハコグサの名前の由来
ハハコグサには、「母子草」以外にも「御形(ごぎょう)」、「仏耳草(ぶつじぐさ)」など、様々な呼び名があります。これらの名前は、ハハコグサの姿形や特徴に由来していると考えられています。
母子草: 母親が子供を包み込むような姿から。
御形: 昔、厄除けのために川に流した人形「御形」に見立てて。
仏耳草: 葉の形が仏様の耳に似ていることから。
ハハコグサの利用法
ハハコグサは、食用や薬用としてだけでなく、様々な用途で利用されてきました。
食用: 若い葉は、お粥や天ぷらにして食べられます。春の七草の一つとして、古くから食されてきました。
薬用: 全草を乾燥させたものは、生薬として利用されます。咳や痰、のどの腫れなどに効果があるとされています。
工芸: ハハコグサの綿毛は、昔は火打ち石の火種として利用されたり、人形の髪の毛に使われたりもしました。
ハハコグサの魅力
ハハコグサは、どこにでも生えている身近な植物ですが、その歴史や利用法は奥深く、とても興味深いものです。
生命力: どんな場所でもたくましく育つ生命力
歴史: 古くから人々に親しまれてきた歴史
多様な利用法: 食用、薬用、工芸など、様々な用途
まとめ
ハハコグサは、私たちに身近な植物でありながら、多くの魅力を秘めています。春の七草の一つとして、また、漢方薬としても利用されてきたハハコグサ。道端で見かけた際には、その小さな生命力と歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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