2006.6.3(土)~6.29(木) 紀伊國屋ホール
萩尾望都・原作
<ストーリー>
冬の終わりの土曜の朝、一人の少年が死んだ。彼の名はトーマ・ヴェルナー。
そして月曜の朝、一通の手紙がユリスモールのもとへ配達される。
「これが僕の愛、これが僕の心臓の音・・・」トーマからの遺言だった。
その半月後に現れた転校生エーリク。彼はトーマに生き写しだった。
人の心をもてあそぶはずだった茶番劇。しかし、その裏側には思いがけない真実が秘されていた。 (劇団の案内より)
自分の中では、漫画ベスト3に入る、『トーマの心臓』。
これがきっかけでスタジオライフも知ったのだが、今回始めて生の舞台を見る事になる。
前にテレビで見たのは´00~´01に上演されたもので、今回とは配役が全く違う。
テレビで見たのは、あまりにそのままと言う部分が多かったので、感動したのだが…。
今回は、その時ほど、そのままとは思えなかった。
台詞は同じなのに…。『トーマ~』の世界観は同じたのだが、原作の思い入れが大きいだけに少々不満があるのも事実。
『トーマの世界』に浸り切れないでいるのが自分でも残念なのだが。
今回は、エーリク役が2人が、若手の起用。
それなりに頑張っていると思うのだが、若い人って、どちらかというと表情がない。
表情というか、全身で表わす表現力なのかも知れない。だから、ユーリやオスカーが熱演しているのに、エーリクのちょっと感情がない様な感じにギャップを感じてしまう。
もっと反応して上げてと思ってしまう。
しかしその不満も、回を重ねるごとに進歩している様で、間をおいて見る度に上手くなっているのが分かった。
稽古を重ねてきただろう、やはりライブは違うのかも知れない。
テレビで見た及川さんとはキャリアが違うから、比較するのは酷だと思うが、段々良くなっているエーリクには拍手を送りたい。
ただ、特にユーリの熱演が凄いので、やはり差は見られてしまう。
しかし、やはり大好きな『トーマの心臓』。
感動するシーンはいつくもある。
そしてテレビで見た時より感動シーンが増えているのが自分でも面白く感じている。
やはりライブの良さだろう。ライブは自分の見たい所が見られるから。
今回、好きになったシーンはアンテが出ているシーン。
アンテの気持ちがよく伝わって来るのと、下級生の可愛らしさも十分に出ている。
やっぱりアンテは可愛くなければと思う。
そして、シュバルツとミュラー校長のシーン。「来て良かった」と涙するシュバルツに、ミュラーもオスカーの事を思っているんだろうなと分かる。凄く愛情を感じるシーン。
ひとりひとりの心の動きをとても大事に演じているのが分かる作品。
しかし、原作が1番の自分にとっては、見方が辛口になっている。
だから、ちょっと違う…というのが引っ掛かって、どっぷりと浸れないのが、自分でもちょっと寂しく思ってしまう。
萩尾望都・原作
<ストーリー>
冬の終わりの土曜の朝、一人の少年が死んだ。彼の名はトーマ・ヴェルナー。
そして月曜の朝、一通の手紙がユリスモールのもとへ配達される。
「これが僕の愛、これが僕の心臓の音・・・」トーマからの遺言だった。
その半月後に現れた転校生エーリク。彼はトーマに生き写しだった。
人の心をもてあそぶはずだった茶番劇。しかし、その裏側には思いがけない真実が秘されていた。 (劇団の案内より)
自分の中では、漫画ベスト3に入る、『トーマの心臓』。
これがきっかけでスタジオライフも知ったのだが、今回始めて生の舞台を見る事になる。
前にテレビで見たのは´00~´01に上演されたもので、今回とは配役が全く違う。
テレビで見たのは、あまりにそのままと言う部分が多かったので、感動したのだが…。
今回は、その時ほど、そのままとは思えなかった。
台詞は同じなのに…。『トーマ~』の世界観は同じたのだが、原作の思い入れが大きいだけに少々不満があるのも事実。
『トーマの世界』に浸り切れないでいるのが自分でも残念なのだが。
今回は、エーリク役が2人が、若手の起用。
それなりに頑張っていると思うのだが、若い人って、どちらかというと表情がない。
表情というか、全身で表わす表現力なのかも知れない。だから、ユーリやオスカーが熱演しているのに、エーリクのちょっと感情がない様な感じにギャップを感じてしまう。
もっと反応して上げてと思ってしまう。
しかしその不満も、回を重ねるごとに進歩している様で、間をおいて見る度に上手くなっているのが分かった。
稽古を重ねてきただろう、やはりライブは違うのかも知れない。
テレビで見た及川さんとはキャリアが違うから、比較するのは酷だと思うが、段々良くなっているエーリクには拍手を送りたい。
ただ、特にユーリの熱演が凄いので、やはり差は見られてしまう。
しかし、やはり大好きな『トーマの心臓』。
感動するシーンはいつくもある。
そしてテレビで見た時より感動シーンが増えているのが自分でも面白く感じている。
やはりライブの良さだろう。ライブは自分の見たい所が見られるから。
今回、好きになったシーンはアンテが出ているシーン。
アンテの気持ちがよく伝わって来るのと、下級生の可愛らしさも十分に出ている。
やっぱりアンテは可愛くなければと思う。
そして、シュバルツとミュラー校長のシーン。「来て良かった」と涙するシュバルツに、ミュラーもオスカーの事を思っているんだろうなと分かる。凄く愛情を感じるシーン。
ひとりひとりの心の動きをとても大事に演じているのが分かる作品。
しかし、原作が1番の自分にとっては、見方が辛口になっている。
だから、ちょっと違う…というのが引っ掛かって、どっぷりと浸れないのが、自分でもちょっと寂しく思ってしまう。
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