「白夜行」 東野圭吾
東野圭吾さんの本はどれも面白く徹夜本だ。
この「白夜行」も文庫で850ページもあるが、ほとんど一気に読んでしまった。
被害者の息子、亮司と容疑者の娘、雪穂の19年に及ぶ物語。
ふたりの周りで事件がたくさん起こるが、それがすべて明確になる訳ではないので、
謎が幾つも残り読者が想像して行く部分も多い。
謎のひとつは、寺崎は車の中からライターが見つかったと言う事は、事故を起こす様に、
仕組まれたと言う事。方法は分からないけれど、睡眠薬を飲まされたとか。
となると、文代も同じ手口で殺されたのか。
江利子が標的になった理由は。ただの嫉妬だったのか。
奈美江の預金を下ろしたのは、ホテルで待たせた2日間。奈美江を殺したのは誰?
榎本が奈美江を殺す理由は・・・それより、預金を下ろした人物(仲間)の方が怪しいか。
などなど。
亮司と雪穂の繋がりが示されるのは、中学時代のパッチワークの小物入れが最初だが、
その後ははっきりした事は書かれない。でも、しっかり繋がっている事は感じる。それが
重要な要素だから。
ふたりの心情が語られる事はなく、周りにいる人の視線で行動が語られる。
心の闇を描いた作品。ふたりの行動は納得出来る部分もあるが、共感は出来ない。
始めに読んだのは、2年6ヶ月前。その後、舞台で「白夜行」をするので、観に行く前に予習として
2回読んだ。3回と言う事。2回目は1部の8章までのつもりだったが、結局最後まで読んでしまった。
始めに読んだ時と違いは、二人にはやはり共感出来ないが、
雪穂も亮司も、こんな人生を歩まなければならなかった事を、凄く可哀想に思えた。
雪穂と亮司の絆の深さも感じた。
しかし、読みながら、これをどうやって舞台でやるのだろう、と言うのが最大の謎になった。
時間が前後したり、回想したりするかなり入り組んでいる話だから。
東野圭吾さんの本はどれも面白く徹夜本だ。
この「白夜行」も文庫で850ページもあるが、ほとんど一気に読んでしまった。
被害者の息子、亮司と容疑者の娘、雪穂の19年に及ぶ物語。
ふたりの周りで事件がたくさん起こるが、それがすべて明確になる訳ではないので、
謎が幾つも残り読者が想像して行く部分も多い。
謎のひとつは、寺崎は車の中からライターが見つかったと言う事は、事故を起こす様に、
仕組まれたと言う事。方法は分からないけれど、睡眠薬を飲まされたとか。
となると、文代も同じ手口で殺されたのか。
江利子が標的になった理由は。ただの嫉妬だったのか。
奈美江の預金を下ろしたのは、ホテルで待たせた2日間。奈美江を殺したのは誰?
榎本が奈美江を殺す理由は・・・それより、預金を下ろした人物(仲間)の方が怪しいか。
などなど。
亮司と雪穂の繋がりが示されるのは、中学時代のパッチワークの小物入れが最初だが、
その後ははっきりした事は書かれない。でも、しっかり繋がっている事は感じる。それが
重要な要素だから。
ふたりの心情が語られる事はなく、周りにいる人の視線で行動が語られる。
心の闇を描いた作品。ふたりの行動は納得出来る部分もあるが、共感は出来ない。
始めに読んだのは、2年6ヶ月前。その後、舞台で「白夜行」をするので、観に行く前に予習として
2回読んだ。3回と言う事。2回目は1部の8章までのつもりだったが、結局最後まで読んでしまった。
始めに読んだ時と違いは、二人にはやはり共感出来ないが、
雪穂も亮司も、こんな人生を歩まなければならなかった事を、凄く可哀想に思えた。
雪穂と亮司の絆の深さも感じた。
しかし、読みながら、これをどうやって舞台でやるのだろう、と言うのが最大の謎になった。
時間が前後したり、回想したりするかなり入り組んでいる話だから。
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