しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「画業20周年 片岡鶴太郎展 還暦紅」 

2014年09月05日 | 展覧会
「画業20周年 片岡鶴太郎展 還暦紅」    

2014.8.27(水)~9.8(月)      松屋銀座8階イベントスクエア

椿を描きたいと絵を描き始めたと言う鶴太郎さん。
絵画の他にも陶芸、着物染付け、書道と幅が広い。
絵画の画材も、日本画、水彩画、水墨、そして1番後から始めた油彩画と様々。
同じモチーフを違う画材で描いてあり、比べて見るのも楽しい。
描かれているのも、寿司や豆腐、というのも何だか新鮮。
還暦紅のモチーフは金魚。
金をバックに2枚の大きな屏風に書かれたたくさんの金魚が綺麗で可愛くて。
1匹描くのに1時間掛かるそうだ。
見事に集まって泳ぐ赤い金魚の中に少し居る黒い出目金もいいポイントになっている。
椿と金魚、紅で通じている。

共通しているのは、色彩がとても綺麗。
優しい明るく、どちらかと言うと淡い色合いで、暖かな気持ちになる。

たくさんの人で会場は込み合っていた。
実は、自分は鶴太郎さんが画業をしていることは知らなかった。
なので、会場で流れているインタビューの映像もとても興味深かった。
なぜ、椿を描きたいと思ったかの話も。
真冬の早朝に、誰に見られることがなくても、凛として咲いている椿に心惹かれたと。
しかし、隣の家に庭に咲いている椿で、たまたま出て来た隣の奥さんに「なんていう花ですか?」と聞いたと言う。
まあ、そう言う事もあるか。
それが今では、たくさんの椿が、とても綺麗に描かれていた。
写実的な物もあり、幻想的なものも。
役者さんとしても活躍している鶴太郎さんは、絵の才能の素晴らしい。
誘われて、全く知らずに行ったが、行ってよかった。

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