「逃れの森の魔女」 ドナ・ジョー・ナポリ 青山出版社
The Magic Circle 金原瑞人/久慈美貴・訳
腰が曲がり、知り合いのバーラには「醜い女」と呼ばれる産婆は、一人娘のアーザを愛する母親。
産婆の腕は確かで、バーラから病気を癒す魔術師になることを勧められる。
病気は悪魔が取り付いているのもで、その悪魔を追い払えばいい。
女は魔術師としても成功する。
しかし、魔術師になって9年目、悪魔の策略にひっかかり魔女にされてしまう。
悪魔の囁きから逃れる為に、深い森へと逃げ込む。
そこへやって来たのが、道に迷ったヘンゼルとグレーテル。
童話『ヘンゼルとグレーテル』もモチーフにした物語。
お菓子の家の魔女が主人公で、1人称で書かれている。
まだ魔女になる前の1人の母親だった時から、魔女になってから、そしてヘンゼルとグレーテルとの出会い。
その時々の気持ちが細かく書かれていて、かなり感情移入していた。
ラストに向かって、悲しい結末が待っていると思うと、読み進めるが辛かった。
しかし、同じくらい先を知りたかった。
ラストは悲しく、心揺さぶられ涙が出たが、救いのあるものだった。
しかし、何故魔女にならなければいけなかったのか。
何も悪い事をしなかった。
悪魔と係わりと持つ魔術師になったことで、リスクは負ったのだが。
人生にも理不尽なことは多い。そんな表れなのだろうか。
ほんの僅かな隙を付いて、思いもしない悪い事が起こる。それが悪魔という存在。
それでも負けないで、その時に出来る最良のことをして生きていた。
母親として、人間としての強さに感動した。
とても心に響く物語。
The Magic Circle 金原瑞人/久慈美貴・訳
腰が曲がり、知り合いのバーラには「醜い女」と呼ばれる産婆は、一人娘のアーザを愛する母親。
産婆の腕は確かで、バーラから病気を癒す魔術師になることを勧められる。
病気は悪魔が取り付いているのもで、その悪魔を追い払えばいい。
女は魔術師としても成功する。
しかし、魔術師になって9年目、悪魔の策略にひっかかり魔女にされてしまう。
悪魔の囁きから逃れる為に、深い森へと逃げ込む。
そこへやって来たのが、道に迷ったヘンゼルとグレーテル。
童話『ヘンゼルとグレーテル』もモチーフにした物語。
お菓子の家の魔女が主人公で、1人称で書かれている。
まだ魔女になる前の1人の母親だった時から、魔女になってから、そしてヘンゼルとグレーテルとの出会い。
その時々の気持ちが細かく書かれていて、かなり感情移入していた。
ラストに向かって、悲しい結末が待っていると思うと、読み進めるが辛かった。
しかし、同じくらい先を知りたかった。
ラストは悲しく、心揺さぶられ涙が出たが、救いのあるものだった。
しかし、何故魔女にならなければいけなかったのか。
何も悪い事をしなかった。
悪魔と係わりと持つ魔術師になったことで、リスクは負ったのだが。
人生にも理不尽なことは多い。そんな表れなのだろうか。
ほんの僅かな隙を付いて、思いもしない悪い事が起こる。それが悪魔という存在。
それでも負けないで、その時に出来る最良のことをして生きていた。
母親として、人間としての強さに感動した。
とても心に響く物語。
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