しましましっぽ

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「サブウェイ123 激突」 2009米

2009年09月11日 | 映画
「サブウェイ123 激突」 2009米

原作 ジョン・ゴーディ    監督 トニー・スコット

ニューヨーク。
ペラム駅1時23分発の列車、ペラム123はライダー(ジョン・トラヴォルタ)と名乗る男の一味にハイジャックされる。
1両目だけを切り離し停車したペラム123から、ライダーはNY市長に1000万ドルを要求する。
期限は1時間、遅れた場合は1分ごとに人質の乗客をひとりずつ殺していくと告げる。
ライダーと無線で交信した、地下鉄運行指令室勤務のガーバー(デンゼル・ワシントン)が交渉役となる。
ガーバーはライダーと会話を続けながら、事件解決の糸口となることを探って行く。



「サブウェイ・パニック」は観たと思っていたが、観ていなかった。
原作も読んでいないので、緊迫の展開を、固唾を飲んで見守る。
1時間の期限が同じ進行なのだろうか、テンポが早く感じる。
そして、ぐるぐる回り映像に、酔いそうになる。
ぐるぐるするのは、緊迫感はあるがちょっと苦手。

ライダーが怖い。
あんなに感情の起伏が激しい犯人だったら、生きた心地がしない。
自分が思う通りに世の中がいかないと嫌な人間なのだろう。
突然感情を荒げるのも不自然ではなく、ジョン・トラボルタが上手い。
全く性格の違うガーバー役のデンゼル・ワシントンとの対比がよかった。

突っ込み所は、あんな渋滞の中を何故車で現金を運ぶ。
ヘリコプターは気が付かなかったが、始めからバイクで運べばよかったのに。
しかし、パトカーと先導する白バイがまとまって疾走するシーンは単純にカッコイイと思ってしまう。
結構、カーチェイスが好みだ。
好きなのは、『フレンチ・コネクション』の電車とその下を走る車かな。
ポパイが叫びながら運転しているのが何となくいい。

奥さんが「牛乳買って来て」と、それで無事に帰ることを願う気持ちを伝えるシーンが好き。
言葉以上に伝わるものがあった。
ラスト、牛乳を持っているのに、改めてホッとした気持ちになる。

原作も面白いかな。
ガーバーは賄賂を貰っていたのだろうか。
あれは、自分のプライドを捨てての人助けだと思うのだが。
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