乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

ヘラールツベルヘンと名物お菓子

2013-10-11 | ベルギー
 ベルギー鉄道は全土でかなりパターンダイヤ化されているのであまり計画せず適当に乗ったり降りたりすることがしやすいと感じました。電化率が高いこともあって日本だと私鉄に近い感覚です。車両は新旧入り乱れているもののまだまだ古めの釣り掛け電車が元気なのでその点も楽しめます。下の画像だと私には右が当たりです。(鉄道の話はこちらにて。)

 この駅はヘラールツベルヘン(Geraardsbergen)で、特に目的があったわけではなく適当に乗り歩いていたらなんとなく乗り継ぎ駅になったので降りました。位置はブリュッセルの西方、北のオランダ語圏と南のフランス語圏を分ける線の近くでギリギリ北側に入っています。


 乗り継ぐ前にちょっと駅舎を出てキョロキョロしたらなんかいい雰囲気だったので1列車遅くして散歩してみることにしました。なおこの駅にもありましたが、ベルギー鉄道の駅は大都市の駅はもちろんそれほど大きくない駅にも結構コインロッカーを見かけたのでパターンダイヤとともに「ちょっと降りてみる」ことがしやすいと思います。


 これといって目当てもなくにぎやかそうな方に向かってみると目抜き通りの先に教会らしきものが見えたのでそこを目指すことにしました。


 目抜き通りを歩いていくと運河にかかる可動橋に突き当たります。


 可動橋を渡って少し坂を登ると水平でない広場に着きました。ここが旧市街の中心で遠目から見えていた教会(右・Sint Bartholomeuskerk)と市役所(左)があります。市役所の建物にくっついている小便小僧は名所なのだそうです。ここまで駅から1km弱、のんびり歩いて15分くらいでしょうか。


 さてこの町で目立っているのが名物「マッテンタールト(Mattentaart)」のお店や看板です。外は硬く中はふわっとしたパンというか焼き菓子というか、というようなものです。


 これを1個買ってから駅に戻り電車に乗って食べたところシンプルな美味しさで2個買えばよかったと思っても後の祭りです。ちょっと寄っただけながら町並はなかなかキレイで美味しいものもあってと楽しい途中下車になりました。