乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

大雄山線5000系30周年

2014-03-14 | 神奈川県
(前回のつづきです。)
 「お山のポッポ鉄道」から下った松田駅の裏には中沢酒造という酒蔵があり、振る舞い酒ならぬ振る舞い甘酒をご馳走になりました。清酒はもちろん甘いものも売っているので甘党辛党関係なく楽しめます。ひと息ついたら駅の表口側(JR松田駅入口)で新色の箱根登山バスに乗り、伊豆箱根鉄道大雄山線へ足を延ばすことにしました。


 大雄山駅に隣接する関本に到着したら馴染みのある旧色が見えちょっとホッとします。


 さて大雄山線というと釣り掛けに乗れなくなって長くなってもまだ「『新車』ばかり」という気がしてしまいますが、その新車(?)5000系も初登場が1984年なので「大雄山線5000系導入30周年記念(2014年3月12日)」のヘッドマークがつけられるほどです。(隣は事業用車になって残る釣り掛けのコデ165)月日が経つのはあっという間ですね。


 さらに「祝富士山世界文化遺産登録」ヘッドマークなんてのもありました。どちらのヘッドマークも車体色と同系色だからかよく似合っていると思います。短い路線を何度も行ったり来たりする車両だけにこのようなあまり目立ち過ぎないくらいがちょうどいいのかもしれません。


 私は基本的に古い車両好きなので旧型を追い出す新車は憎く感じるタチですが、この5000系は最初全ロングシートで登場したものの増備後期に向かうほど転換クロスシートが増やされた点がうれしく時々乗りに行きたくなります。単線ながら12分毎と頻発し交換はスムーズ、車両のバリエーションが豊富、短距離なのに転換クロスと改めて便利かつ面白い路線だと感心しました。