(前回のつづきです。)
沖縄のバス用一日乗車券はいくつかありますが、今回は琉球バス交通と那覇バスのほとんどの路線に乗れる「土日祝1日限定フリー乗車券」(2000円)を使ってみることにしました。(沖縄バスと共同運行している路線は沖縄バス便も利用可)
ただ前回・前々回で乗った動態保存車は沖縄バスと東陽バスがそれぞれ単独運行しているなのでこの一日乗車券は使えません。使い始めるのは午前中その保存車に乗ったあとの午後からで、半日で一日乗車券のモトがとれるまで乗らなければならないことになります。そこで保存車の191番を降りた城間三丁目にほど近い第二城間停留所まで歩き、早くモトをとらなくてはと那覇空港発名護バスターミナル行きの120番に乗りました。この路線は全線乗ると2時間半もかかる長距離路線なので途中から乗っても相当乗れます。
ただ第二城間を出るとずっと主要道の国道58号線を北上するばかりで、長時間運行ながら車内にトイレはなくトイレ休憩もないという路線なので乗り疲れました。琉球村という民俗村的なテーマパークの前を通るときなどちょっと降りたいと思ったりもしましたが、今回はモトをとる、いや「儲け」を出さねばなりませんからぐっと我慢です。
名護が近づくと海沿いを走るようになり目にはだいぶ楽しくなりましたが、高速道路との合流地点付近から渋滞し30分も遅れてしまいました。結局第二城間から2時間以上乗ったあと名護の街中にある名護十字路停留所で降ります。
ここまで来てしまえば那覇に戻るだけでも一日乗車券のモトがとれ「儲け」が出ることになるので気が楽になります。なるべく周遊ルートで「乗りバス」し最終的に那覇に戻るにはどうすればいいか、と路線図と時刻を検討し73番で東村の高江に行ってみることにしました。73番の停留所は花で飾られ大変キレイなので感心していると間もなく73番がやって来ます。
73番のルートは名護十字路を出てまず西海岸に出たのち島を横断して東海岸の高江に向かうというものです。西海岸を名護市から大宜味村へと走っていると古宇利島への立派な橋が見えますがそこには路線バスが走っていません。
深く切れ込んでいる塩屋湾に沿って内陸に入るとちょっとだけ狭めの区間がありました。東海岸側へ抜ける峠を越え東村に入るとパイナップル畑が見えます。ちなみに東村はパイナップル生産量が日本一多いのだそうです。
東海岸側に出ると東村役場がある平良を過ぎ、海岸線は険しいので高台を走って北上します。なので海はあまり見えません。
深い森が続くこの一帯は米軍北部訓練場で対ゲリラ戦などの訓練に使われているのだそうです。なので終点の高江集落ではヘリパッド増設に対する抗議活動が行われています。
あまり目立つものもないうちに終点の高江に到着しました。ここまで名護十字路から約1時間です。
せっかく来たのですがとんぼ返りするので折返時間の10分しかいられません。折返場は共同売店の前で周囲は森、集落からは少し離れています。何かここ産のものが買えるかと共同売店で聞いたところ「ふしかぶ大根」なる干し大根があったのでひと袋買いました。
道路の先は北隣の国頭村へと続いていますがバスはないので行こうという場合は西海岸側の辺士名バスターミナルから回ることになります。またこの辺りで栽培しているコーヒーを出すというカフェが開いているので寄りたいのはやまやまですが時間がないので見るだけです。
というわけで短い折返時間があわただしく過ぎ乗って来たバスにまた乗り込みました。
(次回に続きます。)
沖縄のバス用一日乗車券はいくつかありますが、今回は琉球バス交通と那覇バスのほとんどの路線に乗れる「土日祝1日限定フリー乗車券」(2000円)を使ってみることにしました。(沖縄バスと共同運行している路線は沖縄バス便も利用可)
ただ前回・前々回で乗った動態保存車は沖縄バスと東陽バスがそれぞれ単独運行しているなのでこの一日乗車券は使えません。使い始めるのは午前中その保存車に乗ったあとの午後からで、半日で一日乗車券のモトがとれるまで乗らなければならないことになります。そこで保存車の191番を降りた城間三丁目にほど近い第二城間停留所まで歩き、早くモトをとらなくてはと那覇空港発名護バスターミナル行きの120番に乗りました。この路線は全線乗ると2時間半もかかる長距離路線なので途中から乗っても相当乗れます。
ただ第二城間を出るとずっと主要道の国道58号線を北上するばかりで、長時間運行ながら車内にトイレはなくトイレ休憩もないという路線なので乗り疲れました。琉球村という民俗村的なテーマパークの前を通るときなどちょっと降りたいと思ったりもしましたが、今回はモトをとる、いや「儲け」を出さねばなりませんからぐっと我慢です。
名護が近づくと海沿いを走るようになり目にはだいぶ楽しくなりましたが、高速道路との合流地点付近から渋滞し30分も遅れてしまいました。結局第二城間から2時間以上乗ったあと名護の街中にある名護十字路停留所で降ります。
ここまで来てしまえば那覇に戻るだけでも一日乗車券のモトがとれ「儲け」が出ることになるので気が楽になります。なるべく周遊ルートで「乗りバス」し最終的に那覇に戻るにはどうすればいいか、と路線図と時刻を検討し73番で東村の高江に行ってみることにしました。73番の停留所は花で飾られ大変キレイなので感心していると間もなく73番がやって来ます。
73番のルートは名護十字路を出てまず西海岸に出たのち島を横断して東海岸の高江に向かうというものです。西海岸を名護市から大宜味村へと走っていると古宇利島への立派な橋が見えますがそこには路線バスが走っていません。
深く切れ込んでいる塩屋湾に沿って内陸に入るとちょっとだけ狭めの区間がありました。東海岸側へ抜ける峠を越え東村に入るとパイナップル畑が見えます。ちなみに東村はパイナップル生産量が日本一多いのだそうです。
東海岸側に出ると東村役場がある平良を過ぎ、海岸線は険しいので高台を走って北上します。なので海はあまり見えません。
深い森が続くこの一帯は米軍北部訓練場で対ゲリラ戦などの訓練に使われているのだそうです。なので終点の高江集落ではヘリパッド増設に対する抗議活動が行われています。
あまり目立つものもないうちに終点の高江に到着しました。ここまで名護十字路から約1時間です。
せっかく来たのですがとんぼ返りするので折返時間の10分しかいられません。折返場は共同売店の前で周囲は森、集落からは少し離れています。何かここ産のものが買えるかと共同売店で聞いたところ「ふしかぶ大根」なる干し大根があったのでひと袋買いました。
道路の先は北隣の国頭村へと続いていますがバスはないので行こうという場合は西海岸側の辺士名バスターミナルから回ることになります。またこの辺りで栽培しているコーヒーを出すというカフェが開いているので寄りたいのはやまやまですが時間がないので見るだけです。
というわけで短い折返時間があわただしく過ぎ乗って来たバスにまた乗り込みました。
(次回に続きます。)