関東の天気予報を見ると銚子の気温がたいてい低めなのを思い出し小海線のように涼しそうなイメージにつられて銚子に行くことにしました。
銚子まで成田線経由に決めるとかつて成田駅で売られていた駅弁「とんかつ弁当」を思い出しますが無くなったものは仕方ないので千葉駅の駅弁「トンかつ弁当」を仕入れておきます。成田空港行きで成田に到着したら銚子行きへと急ぎ209系の数少ないボックスシートを確保…とやっておいてなんですが気をもむと食べる前にくたびれてしまいました。もう鈍行で駅弁という時代ではないのかも、と言いながら未練がましく時々例えばいすみ鉄道タダ乗りがてらとかいっそバスでなどと食べているのは東京近辺で駅弁というと千葉駅のものが気に入っているからです。
銚子に着くと冷房車から降りても一応気温は低めに感じたものの湿気がかなりありました。今回は曇天に当たったということもありますが、そうでなくとも銚子が醤油の名産地になった理由のひとつが湿度が高く醸造に向いているというくらいですからこれは仕方がないもののようです。
銚子に来ると銚子電鉄となるのは当然(?)として今回は軽く乗るだけのつもりだったのがなんとなく勢いで一日乗車券「弧廻手形」を買ってしまいました。となると早くモトをとらねばととりあえず終点の外川まで乗り通すことになります。車両は今年から走り出した3000形(元京王5000系)です。現役の銚子電鉄の車両はこの他に3000形が来る前から運行されていたやはり元京王の2000形が2編成ありあわせて3編成6両ありますが、これらは全て扉が片開きの車両なので私のような片開き好きにはうれしい陣容になりました。片開きの通勤電車が減るばかりの昨今以前走っていた両開きの1000形(元営団地下鉄2000形)を駆逐しての片開き再統一となると今どきなかなかの珍事という感じです。
交換設備のある笠上黒生に着くと交換があるかとついキョロキョロしてしまいますが近年は日中の便数が少なくなり交換がないのでちょっとさびしいものがあります。駅名標が目に入ると『髪毛黒生』とあり一瞬見間違えたかと思いましたが駅名の愛称のネーミングライツをヘアケア用品を扱う企業が取得して昨年からこうなったのだそうです。そういえば留萌本線の増毛駅が間もなくなくなりますから偶然にしてもうまいタイミングですね。
外川駅に着くと801号が迎えてくれます。
沢口靖子主演のNHK連続テレビ小説『澪つくし』の観光案内も健在でした。放送は1985年といいますから30年くらいここに立っているのでしょうがその割にはあまり古びていない感じです。
トンかつ弁当から結構経ちもう少し何か食べたくなったので外川駅からそう遠くない「金兵衛食堂」に行って天ぷらラーメンというものを食べました。脂っこくない醤油ラーメンなのでエビ天と食べてもくどくなくなかなかオツなものです。
食後は外川で乗らず犬吠までひと駅歩きました。弧廻手形には犬吠駅の売店で使える「『ぬれ煎餅』1枚サービス券」がついているのですが便数が少なくなって気軽に乗り降りできないので歩いて途中下車の回数を減らそうというわけです。せっかく乗り放題なのだからひと駅でも余計に乗ってトクしたいという心境には反しますがこれはどっちをとるかになるので仕方がありません。
ぬれ煎餅をもらったら銚子行きに乗り込み車庫のある仲ノ町まで移動しました。塗色が凝っている片開き車両3編成が勢ぞろいするとなかなか壮観です。
仲ノ町駅はヤマサ醤油の工場に包囲されているような立地で醤油の香りが漂ってきます。工場を見学するには事前予約が必要なのですが、予約なしでも入れ展示を見たり飲食ができる「しょうゆ味わい体験館」という施設が今年出来たというので行ってみました。醤油ソフトクリームを食べたり隣の建物に保存されている1926年ドイツ製の小さな機関車(日本に現存するディーゼル機関車としては最古のモノだそうです。)を見たりなかなか楽しめました。
弧廻手形には観音駅の駅名のモトになった円福寺(飯沼観音)の「吉祥縁起守引換券」もついているのでこれまた行かねばなりません。お寺のそばには「さのや」というボリューム感のある今川焼のお店もあるのでどっちが目的かという感じでバチが当たりそうですがお守りを頂いて食べてとまずはありがたい限りです。観音駅と言えば銚子電鉄直営のたい焼き屋もあるのでなんだか甘党向けの駅という感じですね。
夕方になると運用が増え笠上黒生での交換が行われるようになります。元京王のグリーン車なのに反対は京王5000系風の顔という何度見ても不思議な気にさせられる2000形が出て来たのでこれにも乗ってから帰京しました。弧廻手形のモトは十分とれたので心やすらかです。
銚子まで成田線経由に決めるとかつて成田駅で売られていた駅弁「とんかつ弁当」を思い出しますが無くなったものは仕方ないので千葉駅の駅弁「トンかつ弁当」を仕入れておきます。成田空港行きで成田に到着したら銚子行きへと急ぎ209系の数少ないボックスシートを確保…とやっておいてなんですが気をもむと食べる前にくたびれてしまいました。もう鈍行で駅弁という時代ではないのかも、と言いながら未練がましく時々例えばいすみ鉄道タダ乗りがてらとかいっそバスでなどと食べているのは東京近辺で駅弁というと千葉駅のものが気に入っているからです。
銚子に着くと冷房車から降りても一応気温は低めに感じたものの湿気がかなりありました。今回は曇天に当たったということもありますが、そうでなくとも銚子が醤油の名産地になった理由のひとつが湿度が高く醸造に向いているというくらいですからこれは仕方がないもののようです。
銚子に来ると銚子電鉄となるのは当然(?)として今回は軽く乗るだけのつもりだったのがなんとなく勢いで一日乗車券「弧廻手形」を買ってしまいました。となると早くモトをとらねばととりあえず終点の外川まで乗り通すことになります。車両は今年から走り出した3000形(元京王5000系)です。現役の銚子電鉄の車両はこの他に3000形が来る前から運行されていたやはり元京王の2000形が2編成ありあわせて3編成6両ありますが、これらは全て扉が片開きの車両なので私のような片開き好きにはうれしい陣容になりました。片開きの通勤電車が減るばかりの昨今以前走っていた両開きの1000形(元営団地下鉄2000形)を駆逐しての片開き再統一となると今どきなかなかの珍事という感じです。
交換設備のある笠上黒生に着くと交換があるかとついキョロキョロしてしまいますが近年は日中の便数が少なくなり交換がないのでちょっとさびしいものがあります。駅名標が目に入ると『髪毛黒生』とあり一瞬見間違えたかと思いましたが駅名の愛称のネーミングライツをヘアケア用品を扱う企業が取得して昨年からこうなったのだそうです。そういえば留萌本線の増毛駅が間もなくなくなりますから偶然にしてもうまいタイミングですね。
外川駅に着くと801号が迎えてくれます。
沢口靖子主演のNHK連続テレビ小説『澪つくし』の観光案内も健在でした。放送は1985年といいますから30年くらいここに立っているのでしょうがその割にはあまり古びていない感じです。
トンかつ弁当から結構経ちもう少し何か食べたくなったので外川駅からそう遠くない「金兵衛食堂」に行って天ぷらラーメンというものを食べました。脂っこくない醤油ラーメンなのでエビ天と食べてもくどくなくなかなかオツなものです。
食後は外川で乗らず犬吠までひと駅歩きました。弧廻手形には犬吠駅の売店で使える「『ぬれ煎餅』1枚サービス券」がついているのですが便数が少なくなって気軽に乗り降りできないので歩いて途中下車の回数を減らそうというわけです。せっかく乗り放題なのだからひと駅でも余計に乗ってトクしたいという心境には反しますがこれはどっちをとるかになるので仕方がありません。
ぬれ煎餅をもらったら銚子行きに乗り込み車庫のある仲ノ町まで移動しました。塗色が凝っている片開き車両3編成が勢ぞろいするとなかなか壮観です。
仲ノ町駅はヤマサ醤油の工場に包囲されているような立地で醤油の香りが漂ってきます。工場を見学するには事前予約が必要なのですが、予約なしでも入れ展示を見たり飲食ができる「しょうゆ味わい体験館」という施設が今年出来たというので行ってみました。醤油ソフトクリームを食べたり隣の建物に保存されている1926年ドイツ製の小さな機関車(日本に現存するディーゼル機関車としては最古のモノだそうです。)を見たりなかなか楽しめました。
弧廻手形には観音駅の駅名のモトになった円福寺(飯沼観音)の「吉祥縁起守引換券」もついているのでこれまた行かねばなりません。お寺のそばには「さのや」というボリューム感のある今川焼のお店もあるのでどっちが目的かという感じでバチが当たりそうですがお守りを頂いて食べてとまずはありがたい限りです。観音駅と言えば銚子電鉄直営のたい焼き屋もあるのでなんだか甘党向けの駅という感じですね。
夕方になると運用が増え笠上黒生での交換が行われるようになります。元京王のグリーン車なのに反対は京王5000系風の顔という何度見ても不思議な気にさせられる2000形が出て来たのでこれにも乗ってから帰京しました。弧廻手形のモトは十分とれたので心やすらかです。