一度断られたお客さん

５年前にリフォーム工事の話があり、あるお客さんに営業のアタックを
何度も行いました。でも営業の甲斐なくお客さんから「この度の工事は
他社で行うことにしました」と丁寧に断られました。
近くのお客さん巡回の際に、その断られたお客さん宅に５年ぶりに顔を
出してみました。もうお宅とは関係ないと突き放されるかな思いました
が、そのお宅の奥さんは私のことをしっかり覚えていて
「あら、久しぶり　お父さん～、千年ホームさんよ」と言って、
ご主人を呼び、その夫婦と５年ぶりに話がはずみました。
他社でリフォーム工事を依頼しましたが、当初予定の半分ほどしか工事
をしていないことがわかりました。残りの半分の工事はどこで頓挫した
のか詳しくはわかりませんでしたが、お客さんとしたら不完全燃焼にな
っている状態のところに、私の登場になったわけです。
お客さんにもよるでしょうけど、一度断られたからと言って全面退去し
てはいけないということもあるものですね。
「千年さん５年間、仕事、休んじょた」の言葉に私は唖然としました。
ということは、私が来るのを待っていたとも取れることになります。
話が進むに連れて、リフォーム工事の話は復活しました。そして玄関回
りと増築工事に話がある程度進みました。
一度断れたからと言って悲観的にならずに、笑い飛ばすぐらいの度量が
必要なんだなと事務所に帰りながら反省をしました。

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