3年ほど前から私は撮影用LEDをメインに使い仕事をしてきた。現在、6種類約二十数台のLEDを持っている。デジカメの高感度性能が飛躍的にアップし、少ない光量の照明機材でも十分仕事に使える事と、目で確認しながら今ある環境光とのバランスを簡単にとる事が出来る事。そして、小型軽量でバッテリーで使用できる点は、すらばしい(上海では、すばらしいをこう言う)
最近、撮影用LEDライトが随分と進化して来た。使い物になる撮影用LEDライトは数年ほど前から市場に出始めたのだが、日本と中国で世間の反応は今一だった。一つの理由は、高価だった事。二つ目は、色にうるさい日本人はG被り傾向の色が気に入らなかったようだ。そして、最後の理由は、見かけより光量が少ない事。しかし、高価だった値段もこなれてきた。色に関しては、相変わらずG色傾向のLEDが多いがユーザー側が工夫するようになってきたし、この値段で簡単にデイライトに近い光源が使える恩恵が理解されだした事。そして、徐々に大光量の製品が出回り始めた事もその一つ。ただ、大光量になると発熱の問題とバッテリーの問題があり、まだ簡単に光量を上げる事は難しい。
撮影用小型LEDをメイン光源として使う方法ももちろんあるが、最近のデジカメの高感度特性を生かし、今ある環境光の補助光として使う方がある意味賢い使い方だと私は思っている。なので、普段外出する時にも必ずBOLING社製の「BL-HD80」とYONGNUO社製の「YN0906」とアクリル製の半球がバックに入っている。この3点セットで上海の夜のほのかな怪しい光を補助光として演出しているのだ。ストロボでは、絶対に演出出来ない照明機材だ。
☆アクリル製の半球は、本来ホワイトバランス用に作られた物だが、これをLEDに被せると夜のBarなど室内の光とのバランスは最高。もちろんメイン光源は室内の環境光であり外の環境光だ。
RE.Auto-Topcor 58mm f1.4