こちらで外国人が部屋を借りる場合は、決められた場所にしか住めなかった時代が長かったが、2003年位からは何処に住んでも良い事になっている。こちらでも部屋を借りる場合は不動産屋を通すのが普通の方法だが、直接大家と交渉する方法もある。私が初めて上海にマンションを借りた時がそうだったのだが、友人のコネを生かし直接交渉し値引きもしてもらった。ただし、信頼できる親しい友人などのコネが無いと難しいので普通は無理だと思った方がよい。そして、通常1年契約が当たり前。
私が今住んでいるアパートを例にあげると、68平米で一月の家賃は3800元(約50,000円)。最初の契約時に三ヶ月分の家賃と保証金一ヶ月で合計四ヶ月分の費用を支払う。不動産屋の手数料は、日本と違って大家が支払うのが普通だ。そして、三ヶ月毎に家賃を支払う事になる。通常はすべての電化製品や家具は備え付けなので契約後は体一つで即住める。ただし、品のない家具など要らない物は大家と交渉し撤去してもらえる場合もある。
こちらでマンションなどを買った場合は、コンクリートの箱を買ったと思ってよい。なので、床板やバスタブや便器までも自分で買いそろえ内装も自分でしなければならないので、慣れない日本人は大変だ。
上海で部屋を探す場合、日系の不動産屋を利用する方法もあるが、値段交渉やトラブルなどけっこう多いので、信頼できる中国人の友人がいれば頼る事をお勧めする。一番重要なのは、大家の人柄に尽きる。
写真は私のアパート前の路地。緑が多く通りからかなり奥に入った場所なので、車の騒音とは無縁だ。この路地の片側が時間貸しの駐車場になっている。朝は鳥の鳴き声で目が覚めるような場所なので緑も多い。大昔この近辺は、旧フランス租界では無かったが、各国の大使館勤務の人達の宿舎や地元の名士が多く住んでいた場所なので今でも環境は最高。難点は、電気の容量が少ない事だけ。
Canon FD50mm f1.4