海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

一ヶ月の携帯のデータ通信費を再考

2015-12-28 | 写真日記

 

日本ではスマホの通信料金が高いか安いかで議論になっているようなので、自分のひと月の通信料金を計算してみた。私は現在上海ではsimカードを3枚契約し一台のSONYのスマホ(右側)には2枚のsimが入っていて、仕事用と個人用で使い分けている。左のSONY製スマホは日本専用でローミング設定で使用。なので、上海では受信専用。

個人用simは中国移動で4G仕様だが、通話専用にしていてGSM(日本と韓国以外で使える)設定で使用している。理由は、3Gや4Gは屋内で電波が入りにくいので通話に不便なのと世界標準のWCDMAに中国移動のsimが対応していないからだ。GSMは前世紀からのネットワークなのでほとんど繋がらない場所は無いと思ってよい。この中国移動のひと月の料金は70元(約1350円)くらい。そして、もう一枚のsimは世界スタンダードのWCDMA規格のユニコムのsimをデータ通信(1Gまで)と通話と両方使っているのだが、これがひと月89元(約1700円) そして、ipad miniにはユニコムのデータ通信専用カード(1G)80元(約1500円)が入っているので、上海での通信費は全部まとめてひと月4550円。これ以上の金額は払った事がないのは、上海市内の飲食店や会社に行くとwifiが必ずあるのでそれを利用するからだ。また、国際通話はスカイプを利用し日本の国内の固定電話には無制限無料設定しているのと、仕事上の打ち合わせは相手もスカイプを使っているので通話料金はほどんど無料。(三ヶ月1980円の支払いは必要)

日本へ帰国した場合は、IIJのsimを2回線契約していて、一つは通話用(左のSONYのスマホがそれ)に、もう一枚はipadにデータ通信専用を契約しているので、2枚のsim料金は2500円でデータ使用は合計で6Gまで使える。これら日本と上海で契約しているsimを合わせると5枚のsimを契約しているのだが、ひと月のその合計は7050円。日本の大手キャリアと一台スマホを契約すると約7000円から1万円を超えるようだが、私から見れば相当高い料金だと思う。(先進国比較を見ると世界で4番目に安いそうだ)

私のデバイスの使い方は、必要な時以外はデータ通信設定をoffにしている。理由は、メールやチャットに追いかけられたくないのと、メールやチャットの着信音が煩わしいから。また、GPSなども含めアプリの設定は通常はoff設定にしておき、使いたい時のみonにする。つまり、スマホを使っているのだが、通常はほとんどガラケーのような使い方をしているので、バッテリーの持ちは相当良く2日以上充電なしで使える。

日本でガラケーを今も使っている人達は、今のガラケーのsimを通信方式に合うsim freeスマホを買ってsimを差し込めば普通に通話出来るし、wifeに繋げばネットも使えるので便利だと思うのだが、それも知らない人が多いのが日本の現状のようだ。地方に行くと老眼オヤジが小さなガラケーモニターを一生懸命に覗いているのは見苦しい。

結論として、日本のスマホの通信費は私から見れば高すぎる。

★★★注意  ガラケーのsimを取り出しsim freeスマホで使う場合は、必ずデータ通信機能をoffにしておく事をお忘れなく。これを守らないととんでもない料金が請求されます。

★★★ 今現在、AUと契約している人達は、海外sim freeスマホを使う場合に対応機種が限られるので注意。

★★★ 中国ではGmail専用アプリは使えないと思ってください。ただし、スマホの標準アプリのmailにgmailの設定を入力しておけば受信だけは出来ます。まぁ、中国でデータ通信を使う場合は、VPNは必須でしょうね。 

★★★中国大陸でAndroid sim freeのスマホを買うのはやめた方が良いです、中身の設定が世界標準ではないからです。買うなら香港しかありません。今はネットで簡単に安く買えます。ただし、日本語変換は最初に入ってないので、google playから日本語変換アプリをダウンロードすれば問題ない。上の画像のデバイスは、すべて香港からの直輸入で日本に取り寄せた物。 

コメント
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