というわけで、我らがドイツ代表は今回も順当に予選リーグを突破したわけである。
世のサッカーファンが「ニッポン、ガンバレ!」とか、「やっぱ地元ブラジルの優勝が見たいよな」と熱狂する中、ひとり静かにドイツ推し。
なんといっても私は、日本代表の試合は録画して見たにもかかわらず、ドイツの試合はがんばって起きて、全試合生観戦をしたという非国民である。
今大会も、ネット上の
「ドイツは良いチームになったけど、なぜか全然好きになれないのはどうしてだろう」
などといった言葉も軽やかにやりすごして(ふふん、もうそういうのには慣れたのさ!)、堂々のG組1位通過。ナハハハハ! ドイツのサッカーは世界一ィィィィィ!
というのは、まあ結果が出たから言えるわけで、やってる間はと言えば、そりゃ3戦目でアメリカに勝つまでは、なんのかのいって緊張しました。
なんといっても、同組にいるのがポルトガルにガーナにアメリカときたもんだ。イングランドの前評判を考えたら、どう見てもD組よりも、こっちのほうが「死のグループ」のような。
そりゃ、総合力ではドイツだろうけど、バロンドールに前回大会ベスト8に、監督がドイツを知りつくしたレジェンドのチーム。油断したら、えらい目にあいそうだ。
その意味では初戦の大勝は大きかったが、4-0という思わぬボーナス付勝利で「こりゃ楽勝や」と温泉気分にひたっていたせいか、ガーナ戦では冷や汗をかくことになる。
正直、勝負弱いポルトガルよりもこっちのほうが怖かったのだが、その懸念は見事に当たった。先制点を取って調子にのっていたら、あっという間に逆転されてビビリまくることになるのである。
クローゼ投入でなんとかドローに持ちこめたものの、内容的には負けても全然おかしくなかった。よう逃げ切れたもんや。
それにしても、これでガーナは1分2敗の勝ち点1。あんな良いサッカーしてたのに、日本と同じ成績かあ。なんか切ない。
最終戦はアメリカ。師弟親友対決が話題を呼んだが、この時点では私も「レーヴ、クリンスマンのワンツーフィニッシュでええんちゃうんか」という気になっていた。
元々は普通にポルトガルかガーナに上がって欲しかったが、アメリカが意外とハイレベルなプレーをすることと、あのポルトガル戦でのクリスチアーノ・ロナウドの「死に馬キック」を見たら、なんか応援したくなってしまったのだ。
いやいや、あそこまでいってまくられたら、そりゃあんまりだ。いわゆる「判官びいき」というやつです。
でもまあ、そこはドイツのこと。空気を読んでくれるだろう。なんといっても、相手は祖国の大英雄ユルゲン・クリンスマンだ。
お互いそこそこやって、ゆるくドローで終われば皆が幸せに……。
……って、呑気にかまえていたら、そこにミュラーの大砲みたいな一撃が決まって、ドイツが完勝。
おいおい、トーマス、おまえ鬼か(笑)。
そりゃ真剣勝負だから、当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、それにしても容赦ない。
「もし同点になったら、きっと《八百長》とか《アンシュルス》とか言われるんだろうなあ。そうなったら、やはりここは私がファンとしてなにかフォローしないと」
なんて考えてたけど、まったくの杞憂。地元の先輩相手に、ようあんなエグいゴール決めますわ。
そんな勝負に辛いドイツは今大会どこまでいけるか。ブラジルが苦戦して、スアレスもいない。風は吹いている気はするがどうか。
世のサッカーファンが「ニッポン、ガンバレ!」とか、「やっぱ地元ブラジルの優勝が見たいよな」と熱狂する中、ひとり静かにドイツ推し。
なんといっても私は、日本代表の試合は録画して見たにもかかわらず、ドイツの試合はがんばって起きて、全試合生観戦をしたという非国民である。
今大会も、ネット上の
「ドイツは良いチームになったけど、なぜか全然好きになれないのはどうしてだろう」
などといった言葉も軽やかにやりすごして(ふふん、もうそういうのには慣れたのさ!)、堂々のG組1位通過。ナハハハハ! ドイツのサッカーは世界一ィィィィィ!
というのは、まあ結果が出たから言えるわけで、やってる間はと言えば、そりゃ3戦目でアメリカに勝つまでは、なんのかのいって緊張しました。
なんといっても、同組にいるのがポルトガルにガーナにアメリカときたもんだ。イングランドの前評判を考えたら、どう見てもD組よりも、こっちのほうが「死のグループ」のような。
そりゃ、総合力ではドイツだろうけど、バロンドールに前回大会ベスト8に、監督がドイツを知りつくしたレジェンドのチーム。油断したら、えらい目にあいそうだ。
その意味では初戦の大勝は大きかったが、4-0という思わぬボーナス付勝利で「こりゃ楽勝や」と温泉気分にひたっていたせいか、ガーナ戦では冷や汗をかくことになる。
正直、勝負弱いポルトガルよりもこっちのほうが怖かったのだが、その懸念は見事に当たった。先制点を取って調子にのっていたら、あっという間に逆転されてビビリまくることになるのである。
クローゼ投入でなんとかドローに持ちこめたものの、内容的には負けても全然おかしくなかった。よう逃げ切れたもんや。
それにしても、これでガーナは1分2敗の勝ち点1。あんな良いサッカーしてたのに、日本と同じ成績かあ。なんか切ない。
最終戦はアメリカ。師弟親友対決が話題を呼んだが、この時点では私も「レーヴ、クリンスマンのワンツーフィニッシュでええんちゃうんか」という気になっていた。
元々は普通にポルトガルかガーナに上がって欲しかったが、アメリカが意外とハイレベルなプレーをすることと、あのポルトガル戦でのクリスチアーノ・ロナウドの「死に馬キック」を見たら、なんか応援したくなってしまったのだ。
いやいや、あそこまでいってまくられたら、そりゃあんまりだ。いわゆる「判官びいき」というやつです。
でもまあ、そこはドイツのこと。空気を読んでくれるだろう。なんといっても、相手は祖国の大英雄ユルゲン・クリンスマンだ。
お互いそこそこやって、ゆるくドローで終われば皆が幸せに……。
……って、呑気にかまえていたら、そこにミュラーの大砲みたいな一撃が決まって、ドイツが完勝。
おいおい、トーマス、おまえ鬼か(笑)。
そりゃ真剣勝負だから、当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、それにしても容赦ない。
「もし同点になったら、きっと《八百長》とか《アンシュルス》とか言われるんだろうなあ。そうなったら、やはりここは私がファンとしてなにかフォローしないと」
なんて考えてたけど、まったくの杞憂。地元の先輩相手に、ようあんなエグいゴール決めますわ。
そんな勝負に辛いドイツは今大会どこまでいけるか。ブラジルが苦戦して、スアレスもいない。風は吹いている気はするがどうか。