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人事マネジメント研究所「進創アシスト」からの情報発信

人事マネジメントの視点~若者の貢献意欲を活かす

2017-09-16 00:00:39 | 人事マネジメントの視点
◇ 社会に貢献したい若者
社会人となった若者へのアンケート調査結果を見ると、プライベートを優先したいという傾向が目につきますが、一方で社会へ貢献したいという回答もたくさんあります。
貢献したいというのは、裏を返せば本人が意識している意識していないにかかわらず、「認められたい」ということ。ゆとり世代と称され、少子化の中で周りが何でも準備してくれ、受け身で学生時代を過ごしてきたかもしれませんが、社会人となり自分は何ができるのかを真剣に探し始める時期なのでしょう。

◇ 「もっと喜んでもらいたい」
実際、介護福祉系の若手職員を対象に研修講師を担当し、グループディスカッションをしてもらったとき、「もっと利用者さんに喜んでいただきたい」「家族さんにもっと安心してもらいたい」という声がたくさん出ました。この「もっと」には、今もある程度認められているようだけども、「より一層、喜び満足してもらい」という気持ちが込められています。
そこで、「そのためにやるべきことはなに?」と聞いてみると、「今より高いスキルを身につけ出来ることを増やしたい」「資格を取りたい」と非常に前向きです。

◇ 自己成長を実感できる、その方法と機会
ただ、研修会の中では前向きでも、それを実現する手段を自ら見つけ出すことは難しいようです。忙しさに流されてしまったり、努力し始めても続かないのが実際です。皆さんもそういう経験お持ちではないですか。そこをサポートしたりフォローしたりすることを組織としてやるべきですだと思います。
若者の出来ることを増やす。出来ることとは、資格取得という大きなものもよいのですが、相当時間がかかり難易度が高いためなかなか努力が続きません。そこで、細分化して“小さな目標=スモールステップ”にするとよいでしょう。もう少しで目標を到達する、その予感が強まると、なんとしても達成しようと頑張ると言われています(心理学「目標勾配理論」)。
若者の貢献意欲を活かすためには、自己成長を実感できる、その方法と機会を整えること、ぜひ検討してみてください。

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