小沢捜査を斬る!
大阪府枚方市元副市長 小堀隆恒氏 談合疑惑の体験を文字にした。
*** ゲンダイ的考察日記 2010年2月10日 より ***
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1226.html
3年前の平成19年5月31曰の午後6時ごろでした。数人の検事が突然、副市長室に乗り込んで来て「事情を聴きたい」と言われました。 当時、市の清掃工場をめぐる談合報道があり、責任者だった私の元にも捜査機関が訪ねて来ることは予想していました。
ただ、単なる事情説明で済むと思っていた。ところが、午後10時ごろに逮捕状が執行されたのです。 驚いて「私が何をしたのか」と聞いても、検察は「談合の共犯や」と言うだけ。 訳が分からず、一睡もできずに大阪拘置所で夜を明かしたのを覚えています。
翌日朝から取り調べです。私は当時、腎臓がんで右腎を摘出し、前立腺肥大で手術を控えていました。 それを検事に告げても無視です。 7、8時間ぶっ通しの取り調べが続きました。 案の定、排尿障害になり、医務室で処置を受けたのですが、これが乱暴だった。 カテーテルを強引に尿管に入れたため、内部が傷つき、血尿が出るようになったのです。
検事に訴えると、与えられたのは介護用の紙オムツ。それもたった1枚だった。家族らが代用品を差し入れても手元に届かず、保釈されるまでの約1ヵ月間、血だらけの紙オムツ1枚を繰り返し乾かして使いました。
不衛生だから当然、尿管などから雑菌が体に入ります。しばらくすると高熱が出て、取り調べ中も頭がボーッとなった。コップ1杯の水も与えられず、便所で手を洗う際に□を湿らせてしのぎました。「生きて出られるのか」。私は強い恐怖を感じましたが、取り調べは容赦なく続きました。
取調室はコンクリートの小さな部屋で、声や物音が響きます。 東京地検から応援に来たという大柄の検事はパイプイスを思い切り壁に向かって蹴り付けたり、ドアを思い切り閉めたりして”威嚇”する。大声で私のことを「ごみ野郎、くず野郎」と怒鳴り、「白状しろ。カネはどこに隠したのか」と尋問するのです。 こんな調子が深夜まで続くから、ある曰、拘置所の近隣住民から「うるさい」とクレームが来ました。
私が否認を続けていると「カミさんを調べてデキが悪かったら逮捕する」とか、介護施設に入所している90歳の母親を「ストレッチャーで連れてきて調べる」と言う。「これが法治国家の日本なのか」と心底思いました。
*** 以上 引用 終 ***
一方だけの言い分で、公平感を欠くきらいは有りますが、検察の言い分が明らかにされないところを見ると、あるいは過去に取調べを受けた人たちの、供述を見る限りに於いては、ほぼ一本の検察のやり方が見えるような気がします。
蛇足ですが、彼の談合疑惑事件は、裁判で無罪判決になった、とありました。
詳しくは、上記「URL」をご覧ください。
大阪府枚方市元副市長 小堀隆恒氏 談合疑惑の体験を文字にした。
*** ゲンダイ的考察日記 2010年2月10日 より ***
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1226.html
3年前の平成19年5月31曰の午後6時ごろでした。数人の検事が突然、副市長室に乗り込んで来て「事情を聴きたい」と言われました。 当時、市の清掃工場をめぐる談合報道があり、責任者だった私の元にも捜査機関が訪ねて来ることは予想していました。
ただ、単なる事情説明で済むと思っていた。ところが、午後10時ごろに逮捕状が執行されたのです。 驚いて「私が何をしたのか」と聞いても、検察は「談合の共犯や」と言うだけ。 訳が分からず、一睡もできずに大阪拘置所で夜を明かしたのを覚えています。
翌日朝から取り調べです。私は当時、腎臓がんで右腎を摘出し、前立腺肥大で手術を控えていました。 それを検事に告げても無視です。 7、8時間ぶっ通しの取り調べが続きました。 案の定、排尿障害になり、医務室で処置を受けたのですが、これが乱暴だった。 カテーテルを強引に尿管に入れたため、内部が傷つき、血尿が出るようになったのです。
検事に訴えると、与えられたのは介護用の紙オムツ。それもたった1枚だった。家族らが代用品を差し入れても手元に届かず、保釈されるまでの約1ヵ月間、血だらけの紙オムツ1枚を繰り返し乾かして使いました。
不衛生だから当然、尿管などから雑菌が体に入ります。しばらくすると高熱が出て、取り調べ中も頭がボーッとなった。コップ1杯の水も与えられず、便所で手を洗う際に□を湿らせてしのぎました。「生きて出られるのか」。私は強い恐怖を感じましたが、取り調べは容赦なく続きました。
取調室はコンクリートの小さな部屋で、声や物音が響きます。 東京地検から応援に来たという大柄の検事はパイプイスを思い切り壁に向かって蹴り付けたり、ドアを思い切り閉めたりして”威嚇”する。大声で私のことを「ごみ野郎、くず野郎」と怒鳴り、「白状しろ。カネはどこに隠したのか」と尋問するのです。 こんな調子が深夜まで続くから、ある曰、拘置所の近隣住民から「うるさい」とクレームが来ました。
私が否認を続けていると「カミさんを調べてデキが悪かったら逮捕する」とか、介護施設に入所している90歳の母親を「ストレッチャーで連れてきて調べる」と言う。「これが法治国家の日本なのか」と心底思いました。
*** 以上 引用 終 ***
一方だけの言い分で、公平感を欠くきらいは有りますが、検察の言い分が明らかにされないところを見ると、あるいは過去に取調べを受けた人たちの、供述を見る限りに於いては、ほぼ一本の検察のやり方が見えるような気がします。
蛇足ですが、彼の談合疑惑事件は、裁判で無罪判決になった、とありました。
詳しくは、上記「URL」をご覧ください。