国 破 山 河 在
城 春 草 木 深
感 時 花 濺 涙
恨 別 鳥 心 驚
烽 火 連 三 月
家 書 抵 萬 金
白 頭 掻 更 短
渾 欲 不 勝 簪
今この国は、戦わずして滅亡しようとしている。
其れは、国民の中に潜む、寄生虫に寄るものが原因か、
外にある地球環境の激変が、原因のとなるのか
外から、潜り込んだスパイによるものが原因か
お互いの、疑心暗鬼のうちに国は滅びに到る。
思いもしないことだ。
上記、五言絶句の訳文は以下の通り。
国は滅亡してしまったけれど、山や川は元の姿のまま存在している。
(戦争で壊れてしまった)町には春が来て、草木が青々と茂っている。
戦争の絶えない時代を感じては、花にさえも涙を流し
(家族との)別れを悲しんでは、鳥にさえも心を乱される。
戦争は3ヶ月の間絶え間なく続き
家族からの手紙はお金に代えられない大きな価値を持つ。
白髪だらけの頭を掻けば髪の毛はさらに短くなり
もうかんざしを挿すのも無理になりそうだ。
以下、引用は下記 ”URL”による。
http://www.geocities.jp/the_longest_letter1920/shunbou.html