オリンパスの事件の ・・・
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バブルの時代、土地や株、絵画までもが値上がりを続け、一時は日本の土地の総額は広大なアメリカの4倍になったと言われるほど狂気じみたものになりました。 そして財テクをしないものは「無能」呼ばわりされました。
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当時は日本全体の頭がおかしくなった観があります。 それにはマスメディアの大いなる貢献がありました。 多くの人が銀行や証券会社の甘言に乗せられた背景にはメディアの積極的な支持の姿勢がありました。
社会がこのような不合理な方向に向かうとき、それを是正する役割を担うのが多数の優秀なインテリを抱え、社会の木鐸を自認するマスメディアの筈です。 ところが燃え上がるバブルの炎に対し、彼らは水の代わりにガソリンを注ぎました。 主要紙は株などの値上がりを面白おかしく報じるだけでなく、毎週、財テク特集を組み、仮想の株式売買ゲームを毎週掲載して、バブルを煽りました。
つまりブレーキ役がアクセルを踏んでしまったわけです。 因みに木鐸とは世人を覚醒させ、教え導く人と辞書にあります。 ご親切にも世人を財テクに覚醒させたということでしょうか。
バブル後の巨大な損失は罪なき納税者の負担によって埋められましたが、バブルの準主役であるメディアが反省するのを聞いたことがありません。 社会の木鐸という看板は偽りだったわけです。
ブレーキ役がアクセル役に早変わりしたのは、満州事変以後、新聞が戦争へ向けて国民を鼓舞したときと同じです。 その後は戦争には懲りたものの、冷静な判断力を欠き、軽薄に流れに乗るというメディアの性格はどうやら不変のようです。
ついでながら、興味深いことは主要紙が流れに便乗したのに対し、福岡日日新聞や信濃毎日新聞といった地方紙が報道人の気概を見せて、軍部に抵抗を示したことです。 しかし日本は不幸にも「民主主義の国」であったので多数の意見が尊重され、破滅へと向かうこととなりました。
さて、主要紙すべてが賛成したTPPの結果はどうなるでしょうか。
*** 以上全文 引用下記URL より ***
http://homepage2.nifty.com/kamitsuki/
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バブルの時代、土地や株、絵画までもが値上がりを続け、一時は日本の土地の総額は広大なアメリカの4倍になったと言われるほど狂気じみたものになりました。 そして財テクをしないものは「無能」呼ばわりされました。
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当時は日本全体の頭がおかしくなった観があります。 それにはマスメディアの大いなる貢献がありました。 多くの人が銀行や証券会社の甘言に乗せられた背景にはメディアの積極的な支持の姿勢がありました。
社会がこのような不合理な方向に向かうとき、それを是正する役割を担うのが多数の優秀なインテリを抱え、社会の木鐸を自認するマスメディアの筈です。 ところが燃え上がるバブルの炎に対し、彼らは水の代わりにガソリンを注ぎました。 主要紙は株などの値上がりを面白おかしく報じるだけでなく、毎週、財テク特集を組み、仮想の株式売買ゲームを毎週掲載して、バブルを煽りました。
つまりブレーキ役がアクセルを踏んでしまったわけです。 因みに木鐸とは世人を覚醒させ、教え導く人と辞書にあります。 ご親切にも世人を財テクに覚醒させたということでしょうか。
バブル後の巨大な損失は罪なき納税者の負担によって埋められましたが、バブルの準主役であるメディアが反省するのを聞いたことがありません。 社会の木鐸という看板は偽りだったわけです。
ブレーキ役がアクセル役に早変わりしたのは、満州事変以後、新聞が戦争へ向けて国民を鼓舞したときと同じです。 その後は戦争には懲りたものの、冷静な判断力を欠き、軽薄に流れに乗るというメディアの性格はどうやら不変のようです。
ついでながら、興味深いことは主要紙が流れに便乗したのに対し、福岡日日新聞や信濃毎日新聞といった地方紙が報道人の気概を見せて、軍部に抵抗を示したことです。 しかし日本は不幸にも「民主主義の国」であったので多数の意見が尊重され、破滅へと向かうこととなりました。
さて、主要紙すべてが賛成したTPPの結果はどうなるでしょうか。
*** 以上全文 引用下記URL より ***
http://homepage2.nifty.com/kamitsuki/