みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

さよなら歌舞伎座

2010年04月19日 02時15分39秒 | みう・しばい
こんばんにゃ。

今日は歌舞伎座デートでした。

目的は13時半からの『連獅子』と20時からの『助六由縁江戸桜』

連獅子は立見でいいかな~と思ったので13時に現地集合でしたが、すでに立見も売り切れ!というか15時からの公演も売り切れ確実っぽいため、急遽予定を変更して、18時20分からの『実録仙台萩』を見るために(そこで入場しないと助六も危ない)14時半から並ぶことに。

てか、なんなの?この人混み!
先月はこんなに人いなかったのに。
だから情熱大陸とかで取り上げられるの嫌なのよ!ひっそりしとこうよ。どうせお客様は集まるんだし。
あと、歌舞伎に興味ない人は通行止めにしようよ。銀ブラは東銀座じゃなくて、銀座でやってくれ。向こうは歩行者天国だから、お願い!
列の最後尾が見つからないから(T▽T)

が、なんか見覚えある顔…

なんと知り合いの役者さん、てか元共演者様が歌舞伎座でバイトしてたw


その節はお世話になりましたm(__)m
いつも我が儘ばかり、性格が凶悪ですみませんでしたm(__)m
正直、当時の関係者様に会うのは恥ずかしくて堪らないので、いっそ関係者の頭の中から自分の記憶・存在を永久に消し去りたいのですが、そんな事は不可能なので、この場を借りて……

本当に本当に申し訳ありませんでした。
(マヂ)


彼のおかげで列の最後尾も見つけられ、行列の詳細も判明し、並ぶ決意を固めてみた。

2幕、計3時間を見るために4時間待ち、とりあえず席は確保。
予定外の仙台萩が始まった。

子役、かわいい。
素直な芝居に好感度大!
ギャグも笑えたし、ほんわか切なくなったり、母子の別れが歌舞伎座との別れとシンクロして感じられたり、なかなかよかった。

しかし、一つどうしても文句を言いたい人がいる。
それは恐れ多くも幸四郎さんだ。

そう!あの『王様のレストラン』など、数多くの三谷幸喜作品に出ている、松たか子と市川染五郎の父である、ミュージカルとかもやってる、あの幸四郎に自分は文句を言いたいのである。

ずばり、台詞が聞こえません。

聞こえるけど聞き取れないのは自分の勉強不足だから仕方ないけど、幸四郎さんは聞こえないのである。
正直かなしかった…orz


助六~はさすがに目玉の作品なだけに面白かった!
女形の美しさ、巧みな台詞回し、役者の存在感、衣装や小道具の美しさ、歌と演奏などなど見所満点!

とくに気になったのは以下の皆様。

まず口上の海老蔵がステキ!
ただの口上なんだけど凛々しくて格好よくて、是非芝居も見たいって気持ちになります。マヂで。

女形の玉三郎、華麗!というかエロい!
背中をググッと反らして憎い相手を嫌味に見つめる姿が最高に気品溢れるエロさで、もうメロメロです。

主役・助六の団十郎(正しいダンの字が出ない(TωT))
とても病み上がりのおじさんには見えない若々しさ。艶やかな声。若者の役が違和感なくはまってた。

そして、めっちゃ脇役の勘三郎さん!面白すぎる!自由すぎる!
歌舞伎の中で、江戸を舞台に、21世紀の時事ネタ&家族ネタを堂々披露し、歌舞伎座を爆笑の渦に巻き込んでた!

正直、伝統芸能1幕2時間は、やっぱり疲れる(^-^;
でも中盤の勘三郎さんのおかげで息抜き&リラックス出来て、最後まで楽しく見られた!

やっぱ歌舞伎すごい!



そして相変わらず気になるガックンの眠狂四郎…。



本日の相方とポスターを詳しくチェックしたところ、驚愕の事実が判明!

チケット高っ!!
スペシャルシート30000円(*_*)
A席(この場合の末席)10000円(*_*)

マジですか?
貧乏人に見る資格無しですか?
でも、この異常な金額が逆に興味そそる~。

しかも音楽がSUGIZO!
ルナシーのスギゾー!?
さすがスギゾー。
教授も認めるギタリスト(だよね?)スギゾー!

み、見たい。すごく見たい。
よだれ垂れそうなくらい見たい。
しかしチケットの発売は2月だった(T-T)
てか、そんなお金ないし(TωT)

結局、NHKの舞台中継で放送されるのを願うのみだ。


歌舞伎座もあと2週間。
出会うのが遅すぎた事が悔やまれるけど、アンタの事、一生忘れないよ…(涙)

以上、ダラダラ歌舞伎座レポートでした。(でしたか?)

しかし銀座に10時間は疲れるにゃあ