読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
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日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

「バガボンド」のご紹介

2007-03-04 17:46:06 | マンガ
本日3度目の記事です。
今日はかなり気合を入れて書いています。
書きたいと思った時に書くのが、ブログを続けるコツなのかも知れませんね。

さて、今回ご紹介するのは「バガボンド」です。モーニングという雑誌で連載されています。現在は第二部に入ってますます面白さを増しています。
前回ご紹介した「るろうに剣心」と同じく、「バガボンド」も歴史物の漫画です。違うのは時代背景で、「るろうに剣心」が明治初期だったのに対し、こちらは関が原の合戦が終わった後の時代が舞台になっています。
主人公は宮本武蔵です。僕が武蔵について知っているのは、巌流島で佐々木小次郎を倒したことくらいでした。しかしこの漫画を読んだら、そこにたどり着くまでに数々の強敵との修羅場があったのだと知りました。
第一部での山場は、吉岡道場編と宝蔵院編、柳生編です。
兄・吉岡清十郎、弟・吉岡伝七郎がいる吉岡道場は京都屈指の道場です。
また、宝蔵院は槍術を使う修行僧が集う場所です。そこの二代目・胤舜(いんしゅん)と武蔵が戦います。
吉岡道場との戦いは第二部の方が凄まじいかと思います。この第一部では吉岡伝七郎と戦い引き分けに終わりました。
宝蔵院では胤舜と戦い、武蔵は初めて敗北し挫折を味わいました。僕は今まで宝蔵院胤舜という存在を知らなかったので、その圧倒的強さに驚きました。今まで強いと思っていた武蔵がそれほど強くないのでは?と感じたりもしました。しかしこの戦いで武蔵は大きく成長することになり、その後の戦いに期待が持てました。
柳生編で武蔵は柳生石舟斎と対峙します。しかし武蔵はその存在の偉大さに気づき、戦うことはしませんでした。この辺りから武蔵は真の強さに目覚めて行くのだと思います。徐々に巌流島で小次郎を倒す武蔵に近づいているのでしょうか。
この柳生編では、石舟斎の名言「石の舟はついに浮かばず」が登場します。この場面は結構好きです。

第二部は吉岡道場との壮絶な戦いが繰り広げられます。強くなった武蔵は兄・清十郎、弟・伝七郎を相次いで撃破し、京都中にその名を轟かせます。しかし残りの吉岡一門全員が武蔵の命を狙い、1対70での戦いに発展しようとしています。現在は休載中で、早く再開してほしい限りです。
宮本武蔵に興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
それでは、これでご紹介を終わりにします。

「るろうに剣心」のご紹介

2007-03-04 16:59:10 | マンガ
こんにちは。今日はモブログに初挑戦してみました。
1度目は失敗に終わりました…。
ブログの個人情報の所に携帯のアドレスを登録しておかないとうまく転送されないみたいですね。2度目はうまくいったので、これでモブログができるようになりました。これから活用していこうと思います。

さて、今回ご紹介するのは、「るろうに剣心」という漫画です。
数年前に週刊少年ジャンプで連載されていました。
物語の舞台は明治の初めです。
主人公の緋村剣心は、幕末時代に「人斬り抜刀斎」と呼ばれた伝説の剣客で、左ほほに十字傷を持ち、腰には「逆刃刀」を帯びています。幕末時代に多くの人を斬ったことへの戒めで、人を切れない逆刃刀を持ち、二度と人を斬らないことを心に誓っています。飛天御剣流という古流剣術を使い、幕末の動乱を維新志士側の勝利に導きました。
登場するライバル達も強力で、隠密御庭番衆の御頭・篠森蒼紫(しのもりあおし)や新撰組三番隊組長・斉藤一(さいとうはじめ)、剣心と同じ幕末時代の人斬り・志久雄真実(ししおまこと)など、数々の強敵達と戦います。
僕が好きなのは斉藤一との戦いです。コミックス7巻で斉藤一が登場します。
牙突(正式名称は左片手一本突き)という技を得意とし、剣心の前に立ちはだかります。実践の殺し合いにおいて同じ敵に二度巡りあう事は極端に少ない。そのため相手を確実に仕留める一撃さえもてばそれ以外の小技は全く無用となる。己れの得意技を徹底的に磨き上げ絶対の必殺技にまで昇華させる。新撰組の真の強さは集団戦法ではなく実はここにあったこの解説カッコ良すぎです!
また、戦いの中で剣心が「人斬り抜刀斎」に戻ることがあります。そうなると一気に強さが上がり、伝説の人斬りが姿を現します。物語の中で唯一この人斬り抜刀斎と互角に渡り合えたのが斉藤一です。
この後、志久雄真編が始まります。ジャンプ誌上で2年以上続いた長い戦いです。人斬りの後輩にあたる志久雄真実との対決は、壮大なスケールで描かれています。
大久保利通暗殺から始まる日本の行く末を左右する戦いです。これは説明するにはかなり長いので、実際に読んで頂ければと思います。

今回はかなり熱く語ってしまいました
幕末や明治初期を舞台にした漫画でこれほど面白いものは滅多にないと思います。歴史物の苦手な方でも楽しめる漫画なのがポイントですね。
それでは、これでご紹介を終わります。



「女子大生会計士の事件簿」山田真哉 のご紹介

2007-03-04 15:24:45 | 小説
こんにちは。今日は何だか暑いですね。
天気予報を見たら大阪の最高気温は22℃だそうです。
3月とは思えない暑さですね。体調には気をつけていきましょう!

さて、今回ご紹介するのは、女子大生会計士の事件簿です。
僕がこの本を最初に見たのは2004年の秋でした。
当時僕は専門学校に通っていて、その帰りに本屋に立ち寄ったとき、角川文庫のコーナーで見つけました。
会計ミステリー」を題材にした本で、主人公の萌実さんと、新米会計士の柿本(通称カッキー)さんが、仕事で行く先々で起こる企業の不正行為を見破り、正していくという内容です。

企業の不正行為は、粉飾決算や横領など、なかなか手が込んでいます。
それを作者がわかりやすく書いてくれているので、ビジネス書とは思えないくらい楽しい本になっています。
会計トリックの秘密を暴く萌実さんと柿本さんのやりとりは軽快そのもので、読んでいて非常に楽しいです。
時として強大な企業と対決することもあり、そこに潜む不正行為を萌実さんと柿本さんがどう見つけていくのか、毎回楽しみにしています。
また、柿本さんの大学時代の知り合いの女性が訪問先の企業で働いていて、その人が不正行為に関わっていた事件もあり、その辺りはやはりただのビジネス書ではない楽しさ、サスペンス的要素があります。
現在、角川文庫では第4巻まで発売されています。
第5巻で最終回になるらしいです。
楽しい本なのでもっと続いて欲しいと思っています。

この本を読んで会計士という仕事に興味を持たれた方もたくさんいるそうです。
テンポよく読める本なのでぜひ一度読んでみて下さい。
それではまた。

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