ロサンゼルスBB連続殺人事件-あなたはLの伝説を見る!-
このキャッチコピーに魅せられて購入しました。(著:西尾維新)
デスノートの連載が終わってしまい落胆していた僕にとって、この番外編はとても魅力的に思いました。
黒色の装丁に白色のカバー。
素晴らしい…デスノートの世界観がひしひしと伝わってきます。
本を開いてみると、半透明のカーボン紙、次にLと南空ナオミの優美な扉絵イラスト、その次のページには「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」のテロップが!
これは期待出来ると確信する素晴らしい作り。
さっそく読み始める… ビヨンド・バースデイ?出だしから聞いたことのない名前が出てきた。
てっきりLの登場シーンから始まると思ったが、どうやらいきなり犯人の登場らしい。
また、この本はメロが語り手になっているみたいだ。
「あの頭でっかちのニアの野郎」、「非現実的な殺人ノートの能力と頭の悪い死神の手助けに、終始おんぶにだっこしているらしい調子づいた殺人鬼」、うーむメロ、結構言いたい放題ですね…
にしても自分のことを「旧世界のかませ犬、犬死のベストドレッサー」だなんて、何だか自嘲的な気が…メロってこんなに皮肉屋だっただろうか。
たしかに本編ではかませ犬になりがちだったけど…
それはさておき、この小説、読んでみるとLの登場する場面がほとんどないことに気付きます。
キャッチコピーを-あなたは美空ナオミの伝説を見る!-に変えたほうが良いのでは?というくらい、美空ナオミの活躍が目立ちます。
Lが登場するのは事件捜査の節目節目で美空ナオミが連絡をとる時くらいです。
また、竜崎ルエという謎の探偵がLではなかったのには驚きました。
超甘党で奇抜な行動で竜崎…本編を読んでた人はみんな騙されたんじゃないでしょうか?
普通こいつがLだと思いますよね。作者に一杯くわされました。
でも小説の終盤、ついにLの見せ場が来ました。もちろん本物の。
ここぞってときの決めゼリフですね。
「私が興味があるのは、正義だけですから」 Lが言うと説得力ありますね。
ライトが同じことを言っても説得力は皆無なのでは…
でも僕は本編ではライト寄りだったので、あんまりライトを非難することはできません。
メロいわく、この小説はワイミーズハウスの内紛とのこと。
L対B、これはたしかに内紛ですね。どっちかというと、L&M対Bのような気が…Mはメロではなく美空です、念のため。
「Lが動くのは10人以上の犠牲者が出るか100万ドル以上の被害額が出たときのみ」…さすがL、それでこそライトの宿敵。
今後もこういった番外編が出てくれると、ファンとして嬉しい限りです。
※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。
このキャッチコピーに魅せられて購入しました。(著:西尾維新)
デスノートの連載が終わってしまい落胆していた僕にとって、この番外編はとても魅力的に思いました。
黒色の装丁に白色のカバー。
素晴らしい…デスノートの世界観がひしひしと伝わってきます。
本を開いてみると、半透明のカーボン紙、次にLと南空ナオミの優美な扉絵イラスト、その次のページには「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」のテロップが!
これは期待出来ると確信する素晴らしい作り。
さっそく読み始める… ビヨンド・バースデイ?出だしから聞いたことのない名前が出てきた。
てっきりLの登場シーンから始まると思ったが、どうやらいきなり犯人の登場らしい。
また、この本はメロが語り手になっているみたいだ。
「あの頭でっかちのニアの野郎」、「非現実的な殺人ノートの能力と頭の悪い死神の手助けに、終始おんぶにだっこしているらしい調子づいた殺人鬼」、うーむメロ、結構言いたい放題ですね…
にしても自分のことを「旧世界のかませ犬、犬死のベストドレッサー」だなんて、何だか自嘲的な気が…メロってこんなに皮肉屋だっただろうか。
たしかに本編ではかませ犬になりがちだったけど…
それはさておき、この小説、読んでみるとLの登場する場面がほとんどないことに気付きます。
キャッチコピーを-あなたは美空ナオミの伝説を見る!-に変えたほうが良いのでは?というくらい、美空ナオミの活躍が目立ちます。
Lが登場するのは事件捜査の節目節目で美空ナオミが連絡をとる時くらいです。
また、竜崎ルエという謎の探偵がLではなかったのには驚きました。
超甘党で奇抜な行動で竜崎…本編を読んでた人はみんな騙されたんじゃないでしょうか?
普通こいつがLだと思いますよね。作者に一杯くわされました。
でも小説の終盤、ついにLの見せ場が来ました。もちろん本物の。
ここぞってときの決めゼリフですね。
「私が興味があるのは、正義だけですから」 Lが言うと説得力ありますね。
ライトが同じことを言っても説得力は皆無なのでは…
でも僕は本編ではライト寄りだったので、あんまりライトを非難することはできません。
メロいわく、この小説はワイミーズハウスの内紛とのこと。
L対B、これはたしかに内紛ですね。どっちかというと、L&M対Bのような気が…Mはメロではなく美空です、念のため。
「Lが動くのは10人以上の犠牲者が出るか100万ドル以上の被害額が出たときのみ」…さすがL、それでこそライトの宿敵。
今後もこういった番外編が出てくれると、ファンとして嬉しい限りです。
※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。