本日、安倍晋三首相がTPP(環太平洋経済連携協定)への交渉参加を表明しました。
安倍晋三首相は午後6時頃から記者会見を開き、TPP交渉参加への決意を述べました。
自民党は先の衆議院選挙の政権公約で「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、交渉参加には反対」としていて、先日の日米首脳会談で「聖域なき関税撤廃が前提ではない」ことが両国で確認出来たため、その後の日本国内での調整を経て、本日の交渉参加表明へと至りました。
※詳細は「日米首脳会談」の記事をご参照ください。
このTPPですが、私は主に外交戦略的な側面から賛成します。
TPPへの交渉参加国は以下のようになっています。
シンガポール(ASEAN)
ブルネイ(ASEAN)
チリ
ニュージーランド
アメリカ
オーストラリア
ベトナム(ASEAN)
ペルー
マレーシア(ASEAN)
カナダ
メキシコ
日本(本日交渉参加を表明)
注目は、ASEAN(東南アジア諸国連合)から4ヶ国入ってきていること。
このTPPを起点として今後さらに拡大した貿易圏を作る際(FTAAP等)、他のASEAN諸国も入ってきてくれないかなと思います。
そして日本、アメリカのほかにもう一つ、アジア太平洋地域の経済大国である「中国」がこの協定から除外されていること。
この意味は大きいです。
安倍晋三首相は記者会見で「日米同盟を基軸としつつ、アジア太平洋地域の新しい経済圏を作っていく」と言っていました。
普遍的な価値観、法の支配といった言葉も出てきていて、これは明らかに傍若無人な振る舞いを続ける覇権主義国家・中国を牽制したものです。
「アジア太平洋地域で中国の好き勝手にはさせない」という強烈なメッセージになっています。
中国共産党の新体制である「習近平国家首席、李克強首相」の布陣が今日スタートしたばかりのこのタイミングで日本がTPP交渉参加を表明したところにも、安倍晋三首相の強い外交戦略的意図を感じます。
中国のほうは内心「まずい」と思っていることでしょう。
安倍晋三首相の今日の記者会見には、言外にこういった中国への牽制も含まれていると思います。
新体制発足直後にぶつけてきたこのタイミングはまさに絶妙です。
TPP、注目は日本の国益を守れるかどうかですが、これは安倍晋三首相であれば他の誰よりも国家国益のために全力で頑張ってくれると確信しています。
この人ほど日本の国家国益のことを考えてくれる政治家はそういるものではありません。
政権公約にも「国の主権を損なうようなISD条項は合意しない」など、TPPで懸念される事項への対策が記載されていましたし、その辺りは交渉において全力で取り組んでくれることでしょう。
3年4ヶ月に渡った民主党政権の歴代首相達と安倍晋三首相では外交力が比較にならないほど違うし、同じTPP交渉参加なら断然安倍晋三首相のほうが良いです。
この点、現在の日本のリーダーが安倍晋三首相というのはとても安心感があります。
「日本の主権を断固として守る」
お互いの国の国益と国益がぶつかり合う激しい交渉の場に向けて、私は安倍晋三首相の力強いこの言葉に期待したいと思います。
安倍晋三首相は午後6時頃から記者会見を開き、TPP交渉参加への決意を述べました。
自民党は先の衆議院選挙の政権公約で「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、交渉参加には反対」としていて、先日の日米首脳会談で「聖域なき関税撤廃が前提ではない」ことが両国で確認出来たため、その後の日本国内での調整を経て、本日の交渉参加表明へと至りました。
※詳細は「日米首脳会談」の記事をご参照ください。
このTPPですが、私は主に外交戦略的な側面から賛成します。
TPPへの交渉参加国は以下のようになっています。
シンガポール(ASEAN)
ブルネイ(ASEAN)
チリ
ニュージーランド
アメリカ
オーストラリア
ベトナム(ASEAN)
ペルー
マレーシア(ASEAN)
カナダ
メキシコ
日本(本日交渉参加を表明)
注目は、ASEAN(東南アジア諸国連合)から4ヶ国入ってきていること。
このTPPを起点として今後さらに拡大した貿易圏を作る際(FTAAP等)、他のASEAN諸国も入ってきてくれないかなと思います。
そして日本、アメリカのほかにもう一つ、アジア太平洋地域の経済大国である「中国」がこの協定から除外されていること。
この意味は大きいです。
安倍晋三首相は記者会見で「日米同盟を基軸としつつ、アジア太平洋地域の新しい経済圏を作っていく」と言っていました。
普遍的な価値観、法の支配といった言葉も出てきていて、これは明らかに傍若無人な振る舞いを続ける覇権主義国家・中国を牽制したものです。
「アジア太平洋地域で中国の好き勝手にはさせない」という強烈なメッセージになっています。
中国共産党の新体制である「習近平国家首席、李克強首相」の布陣が今日スタートしたばかりのこのタイミングで日本がTPP交渉参加を表明したところにも、安倍晋三首相の強い外交戦略的意図を感じます。
中国のほうは内心「まずい」と思っていることでしょう。
安倍晋三首相の今日の記者会見には、言外にこういった中国への牽制も含まれていると思います。
新体制発足直後にぶつけてきたこのタイミングはまさに絶妙です。
TPP、注目は日本の国益を守れるかどうかですが、これは安倍晋三首相であれば他の誰よりも国家国益のために全力で頑張ってくれると確信しています。
この人ほど日本の国家国益のことを考えてくれる政治家はそういるものではありません。
政権公約にも「国の主権を損なうようなISD条項は合意しない」など、TPPで懸念される事項への対策が記載されていましたし、その辺りは交渉において全力で取り組んでくれることでしょう。
3年4ヶ月に渡った民主党政権の歴代首相達と安倍晋三首相では外交力が比較にならないほど違うし、同じTPP交渉参加なら断然安倍晋三首相のほうが良いです。
この点、現在の日本のリーダーが安倍晋三首相というのはとても安心感があります。
「日本の主権を断固として守る」
お互いの国の国益と国益がぶつかり合う激しい交渉の場に向けて、私は安倍晋三首相の力強いこの言葉に期待したいと思います。