しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

沈下橋「一斗俵」。(8/28*土)

2010-08-28 | 旅行大好き!

とうとう高知の写真をまとめて紹介しているだけで
8月が過ぎそうですね~!暑さを理由にそれもいいか。
だってまだ出会ったものが紹介しきれていないのです。

こちらは高知県で一番古い沈下橋の「一斗俵』。
周りは山や田園に囲まれていてとても景色のいい場所でした。

一斗俵の下を流れる川は深く澄んでいて
若者たちが橋から飛び込んだり川遊びをする場所として
今も愛されているようです。この日も若者たちが遊びに来ていました。
魚があちこち泳いでいる姿も見えました。
金沢では、川に入って泳ぐ風景が消えてしまっていますが
ここ高知では清流が保たれているので
川は遊ぶ場所として存在しているのですね。
それよりか川の大きさと云うか迫力が全然違いますからね。

川が多い高知県では大雨や洪水の被害が多く、
橋が流されてしまうので最初から川に沈んでもいいように
作られているのがこの沈下橋。四万十流域ではあちこちで見られます。

橋の手前にも向こう側にもお地蔵様が祀られていたので
「なぜ、お地蔵様が?」と地元の方に聞くと、
橋から落ちて亡くなった人がいるので
水害で命を落とすことのないように祀られているのだとか。
水があふれた時などに渡ると、橋が水面下になり
車ごと落ちてしまうのかもしれませんね。

そばには、こんな沈下橋も見えます。
地元の人でも知らない人は、こっちの橋の方が
古い橋だと教えてしまうのだそうです。
そんなふうにも見えますね。

また違う場所ではこんな沈下橋もありました。
稲のグリーンと川のブルーのコントラストが美しい!

同じ沈下橋でもそれぞれ風情が違っていて面白い。
季節によっても景色が違うのでしょうが
真夏に見る沈下橋は、なかなかいいものだなと思いました。