
映画「ガイヤシンフォニー第4番」の名嘉睦稔さん。
世の中には魅力的な人がいるものですが
私にとってこの名嘉睦稔さんもその一人。
沖縄の伊是名島に生まれた睦稔さんは、大いなる自然が似合う人。
ガジュマルや花々や海からパワーを受けとり、
かつて古の人たちが持ち得た感性を持つ人。
私の住む金沢でお会いできるなんて思いもしませんでした。
映画の上映、名嘉睦稔さんと龍村仁監督の対談、
そしてその木版画展。企画を知ってすぐに予約しました。


版画の数々は南風を感じる作品。
命の息吹きが吹き出してきて、
いつまでも見ていたい気持ちにさせてくれます。
ラフな筆でのアタリだけで版木を掘り進める睦稔さんの姿は
聖なる儀式を行う人のようです。
きっと神々の祝福を受けている人なのでしょう。

龍村監督やガイヤの出演者たちのテーマは、
「ヒトはどこに向おうとしているのか」
そのためにひとり一人が何に向うのか?一人の中に潜む力。
対談のお話は、いつも心の奥底に問いかけてきます。

最後に版画本を買ってサインをしていただきました。
睦稔さんとのツーショットなんて、今でも夢を見ているようです。
憧れの人に会えた夜、私は大きなクジラの夢を見ました。