しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

チガヤの季節。(6/15*日)

2008-06-15 | 植物大好き!
今日は家族で友人宅を訪れました。
次女のバーベキューをしよう!という熱い?声かけで、
買い出し後お昼はみんなで久しぶりにわいわいバーベーキュー。
ここは広~い加賀平野、ヒバリの声が空高く聞こえていました。
夕方、友人とお散歩すると
チガヤの白い穂が風に揺れて美しかった~!
先日来たときは麦の穂が金色に光っていましたが
こちらの方はもう刈り入れも終わったようです。
季節の移り変わりは早いなぁ。

昨夜はロック・フェスティバルを企画している若者たちに
コンサート当日、環境の話をして欲しいと依頼されて
打ち合わせに行ってきました。

20代の頃、バンドに夢中になっていた
まわりの連中を思い出して、何だか感慨深かったです。
私もロックンロール大好き少女だったな。
若者たちの多くが音楽に憧れて通り過ぎる道。
同世代の若者たちに地球環境のことを投げかけてみたい!
と云うこのイベントの責任者の若者に
頼もしさを感じました。次の世代へどんなメッセージを
送れるのか・・私たち大人は頑張らなくちゃいけませんね。

四万十ヤイロチョウの森へ6。(6/14*土)

2008-06-14 | 野鳥大好き!
(↑トラスト地からはヤイロチョウの声が聞こえてきます)
ヤイロチョウの森の報告も最終回です。
今回訪れたのは次の作品のための森のイメージを掴むため。
お天気にも恵まれ、たくさんの生き物たちとの出会いがありました。
森に囲まれて過ごした時間はとても幸せな時間でした。
さて、これからいい作品が生まれるといいのですが・・。

着いた日はもう夕方でしたが、
初めてヤイロチョウの声を2カ所で聞けました。
このとき、野生の猿も見ました。
次の日からは3日間、4時起きで夜明けの鳥の声を聞きました。
アカショウビンとヤイロチョウの声の掛け合いが聞けるなんて
なんて贅沢な朝だったことでしょう。
ピンク色に染まる朝焼けの空に
いろんな形をした雲が走馬灯のように通り過ぎていきました。
コジュケイの声も石川県では聞けない声なので珍しかった!


向こうで出会った方に船に乗せてもらう一幕もありました。
湖面を3羽のヤマセミが飛ぶ姿を見ました。
山道を歩くのとはまた風景が違い、探険気分を味わいました。
このとき、アカショウビンの巣穴を掘る場面や
オオアカゲラが巣穴に出入りする場面も
見せてもらうはずだったのですが、このときは会えませんでした。

(船に乗せてくださった方が面倒みていたヤマガラの雛、
カラちゃんは可愛くてつい写真を何枚も撮ってしまった。
翼が上手く動かせないらしいけど直るといいな!)


(会ってみたかったテイカカズラにも会えました)

(大木に絡みつくテイカカズラ)

(きれいなクモも見つけました)
それでもウォーキング・トレイルではすぐそばで
サンコウチョウ♂に会えたし水浴びするヤマセミも見れました。
アオバズクの声がしたので手笛で呼んでみたら、
すぐそばまで飛んで来たのには驚きました。
次の日も手笛を吹いてみるとまたやって来たのでした。
ウソみたいなほんとの話です。
極めつけは交尾するブッポウソウの姿を観察出来たことです。
ガビチョウ、ヒゲガビチョウの姿と声、
ノウサギやアナグマ、タヌキ、シカにも会えました。

(姿を見せたガビチョウ)

(ハンカイソウ)

(まるで妖精のような出で立ちのギンリョウソウ)

今回、とても印象に残ったのは
トラスト地のそばに住んでいる村の人たちの会話。
出会うと必ずヤイロチョウの話題です。
それほどここではヤイロチョウが地元の人たちに愛されています。

人の気配を嫌うヤイロチョウにあたたかい眼差しを向けて
保護活動に取り組む生態生トラスト協会の方々。
会長の中村さんは、今、鳥を見る探鳥会から
鳥の声を聞き野鳥たちの心を知る探鳥を勧められています。
私も最近鳥を見る人たちのマナーがずいぶん
自分本位になってきたように感じています。
鳥を見るってどういうことだろう?って
基本に戻って考えてみるいい機会なのかもしれません。
ゆっくり立ち止まって野鳥たちの声を録音する
楽しさも知りました。

経済中心の社会のウラ側では、今もどんどん森が失われています。
声を出せない生き物たちは生息地を失い
ただそっと命を消していきます。
森や生き物たちは私たちや次の世代の子どもたちにとって、
なくてはならない大切な宝もの。
そんな命を守り続けるトラスト活動がこれからも
大きく広がっていくことを願ってこの地を後にしたのでした。

(お世話になった森の番小屋からも
   ヤイロチョウの声が聞こえました)

四万十ヤイロチョウの森へ5。(6/13*金)

2008-06-13 | 自然大好き!


着いて3日目の日は四万十川の源流点と
天狗高原に案内していただきました。
苔むした岩間を伝った流れは原生林の間を抜け
渓流となって流れ落ちています。

その場にいるだけで、マイナスイオンを感じるような
気持ちのいい場所でした。

(源流の碑の前で)

天狗高原は日本三大カルストの一つとされる
四国カルストの最高点、標高1.485mの
天狗の森を中心に広がっています。
遠く波のような四国山脈の連なりが
ブルーのグラデーションを描いていて美しい。
目で見る美しさが、小さなデジカメで
再現出来ないのがくやしいくらい。

天空の爽回廊と名づけられた遊歩道を歩きました。

時々遠くに近くに聞こえて来る野鳥たちの声を
持って来た小さなレコーダーに録音しながら歩きました。

(ノアザミの花が足下で彩りを添えていました)
このとき、石川県では聞くことのないヒゲガビチョウの声が
近くでしました。待っているとすぐそばまで来て
さえずってくれ、姿も見ることができました。
高知県でもなかなか姿は見れない鳥らしい。
その他、カッコウやミソサザイ、オオルリ、
キビタキの声なども堪能することができました。

(天狗高原パーキング近くで咲いていた白い花)

四万十ヤイロチョウの森へ4。(6/12*木)

2008-06-12 | 自然大好き!
昨日説明したウォーキング・トレイル。
アップダウンがなくてとても歩きやすい道です。
長~いダム湖に沿って隣村まで続く7.3kmの道は
途中、お花や虫や野鳥たち、動物たちに会える道。
湧き水が噴き出している水たまりや
自然水が流れ落ちている場所もあります。

(出発点のめがね橋から見える風景)

そして、太陽の光がキラキラ湖面に反射して
時々ため息が出るほど美しい風景に巡りあえます。



イノシシが通った跡は土が掘り返されています。
シカが慌てて走り抜けます。

途中で見つけたコウゾの実。
食べるとトゲが痛いと図鑑に書いてあった。
それでも試しに食べてみて後悔する。舌が痛い!

(シダに囲まれた軌道トンネル)

(ウツボグサの紫色がきれい!)

四万十ヤイロチョウの森へ3。(6/11*水)

2008-06-11 | 野鳥大好き!
1日目は着いたのが午後5時頃。
生態系トラスト協会の会長さんが、夕方の
パトロールに出かけるというので一緒に連いて行きました。
2カ所でヤイロチョウの声を聞くことができました。
この時が初めて私が生で聞いたヤイロチョウの声でした。
ついでに猿も目撃!この近くで猿が目撃されたのは初めてだとか。
猿はヤイロチョウの天敵でもあるらしいので
これからは注意が必要なのだそうです。

2日目は4時起きで夜明けの鳥の声を聞き、
その後、ウォーキング・トレイルを歩いて見ました。
ウォーキング・トレイルはかつて森林業が盛んだった頃
走っていたトロッコ列車の道をそのまま遊歩道として
生かしてあります。ダム湖を横目に森の中をお散歩です。
この日は午後から近くの四万十高校生の野鳥の授業をする
ということなので、その日程に合わせて来たのでした。
授業の様子を見学させていただきました。

お話のあと、全員でウォーキング・トレイルを歩きながら
バードウォッチングです。

私もみなさんに紹介していただき、少し授業のお手伝い!
双眼鏡の使い方や、鳥の紹介をしたり、
得意な?アオバズクの手笛(高校生にウケました)や
アカショウビンの声の真似などしてみました。
最後にミサゴのペアが出てきて
一羽は魚を捕まえて上空高く飛んでいました。
なかなか学びのある楽しい体験をさせてもらったのでした。

四万十ヤイロチョウの森へ2。(6/10*火)

2008-06-10 | 食べもの大好き!
金沢から高知までは長い道のりです。
金沢から「サンダーバード」に乗って新大阪まで→
新大阪から「新幹線」に乗り換えて岡山まで→
岡山からは「南風」に乗り換えて高知駅まで→
目的地までは、それから車で約3時間かかりました。
金沢の自宅を朝の6時過ぎに出て
たどり着いたのは夕方の5時頃でした。

そしてその「南風」という列車がこのアンパンマン号!
ほんとにこれに乗るの?という感じでしたが
まぁ、びっくり!童心に戻って楽しむことにしました。
高知は、アンパンマンの生みの親
やなせたかしさんの県だったのでした。

車で移動途中に食材を買い込みました。
石川では見られない食材をいくつか見つけました。

(長十郎という名の貝はなかなか美味でした)

(さすが高知、かつおの心臓を売っていました。
 チチッ子というらしい)

(キビナゴの生は初めて見ました。これも美味しかった)

(これは金沢では見られない野菜はす芋。クセがなく茎を食べます)

その他、太刀魚を酢のものにしてもらいましたが
想像していた以上に美味しかった。

そんなこんなで今回の高知行きは始まったのでした~。

四万十ヤイロチョウの森へ1。(6/9*月)

2008-06-09 | 野鳥大好き!
6/5~6/8の予定で高知県にある
四万十ヤイロチョウの森へ行ってきました。
今週のブログは、ここでの様子を報告します。

ここはトラスト活動が行われている場所で
100年後、200年後、永遠にずっと変わらず森や生き物たちを
保護していこうという熱い想いで創られている場所です。
私もその活動に賛同して、一口オーナーとなっています。
そして原則、保護のため会員と一口オーナー以外の人は
立ち入れない場所となっています。

入り口に立てられている看板のデザインは依頼されて
私が制作したものです。この森の主人公はヤイロチョウ。
今回、初めて生で鳴く声を聞くことが出来、感激しました。
この看板の後ろに写っているのがトラストで保護されている山々です。
こういう場所が増えない限り、自然破壊はあちこちで
進められてしまうのかもしれませんね。

私がここを初めて訪れたのは5年前の親子エコツアーでの参加でした。
今回は次の作品づくりのイメージをつかむために訪れました。


毎朝まだ暗い4時に起きて、夜明けの鳥の声を聞きました。
着いた日の次の日の朝は、ホトトギス、オオルリ、ヒヨドリ、
ヤイロチョウ、アカショウビン、ホオジロ、メジロ、ウグイス、
コジュケイ、スズメ、ヨタカ、ツバメ、アオゲラ、ヤマガラ、
キジバト、ハシボスガラス、ヤブサメ、シジュウカラ、ハシブトガラス 
の順で声が聞こえました。日によって順が変わったり
聞ける声が違ったりしました。
朝もやの中で過ごしたこの時間はなんて素敵な時間だったことでしょう。
これからも一人でも多くの人たちで
この活動を支え合えたらいいな、と思います。


*詳しいことを知りたい方は
「生態系トラスト協会」でネット検索出来ます。

6月の花々。(6/4*水)

2008-06-04 | 植物大好き!
朝一番に目に飛び込んで来たのは
ムラサキツユクサのアートなお花。
この季節あちこちで見かけるのは薔薇の花。

お散歩道のノイバラのお花もかわいい。

カルミアのお花に今年も会えました。
生クリームを絞ったような蕾は洋風のお花の香りが漂います。

ピンク色はイチゴ味のクリームかな。


ジギタリスのお花は見かけると中をのぞいてしまうのは何故でしょう?
きっとこの不思議な模様に誘われてしまうのでしょう。

ヤマボウシの花が木を真っ白に染めていました。

蜂がブンブン来ていました、美味しい実がなるといいな~!


今年は何故か山サクランボは不作のようで
いつもは果実酒にするのに今年はあきらめましょう。
そのかわりウワズミザクラの実が
色づくのを楽しみに待ちましょう。

*明日から4日ほど遠出するのでブログはしばしの休憩です。

自然(じねん)とは? (6/3*火)

2008-06-03 | 自然大好き!
もうすぐ色づく紫陽花の花が今は緑色。
なかなかきれいで不思議なお花に見えます。

いつものお散歩道では、スイカズラのお花が甘い香りを漂わせています。
モミジイチゴの黄色い実が実っていたので味見をしました。
なかなかほどよい甘味!

河原ではハシボスガラスの大きなヒナが親にエサを
ねだって後ろをトコトコ歩いていました。
何だか微笑ましい風景でした。


午後からは友人のお寺でビール作りの講習会。
その後は、大きなテーマを自然(じねん)にして
私もトップバッターにご指名されて話しましたが
その後、自然死&緩和ケアの話、
アフリカへ行った人のアフリカのリズムについての話、
環境問題から水をテーマにしている人の話、
トンガにヨットを作って行ってきた人の話、
この方は今はオカリナ奏者をしていて
鳥の音のような音を奏でて聞かせてくれました。
などなどいろんな話が盛りだくさんで心もお腹もいっぱいで
とても学びになった時間でした。

ちなみに自然(しぜん)は西洋的な見方であり
自然(じねん)は仏教に通じる東洋思想が根本となった見方です。
このテーマを探るには、ぴったりの話がたくさん出てきました。

早朝、野鳥のコーラス。(6/2*月)

2008-06-02 | 野鳥大好き!
朝4時、まだ空は暗い。
ご近所の鳥仲間さんと待ち合わせて
夏鳥の声を探しにいきました。

小さな谷のある山の中を二カ所回って見ました。
聞こえて来た声は、ウグイス、ヤブサメ、ホトトギス、オオルリ、
サンコウチョウ、メジロ、キジバト、ヒヨドリ、サンショウクイなど。
お目当ての鳥の声は聞こえませんでしたが、
途中、車道で車に轢かれた可哀想なタヌキ、
ひょっこり顔を出したハクビシンにも会いました。

やがて空が白々と明けてきて
この場所がノアザミの花に囲まれていたのを知りました。
夜が明けていく空気感は何とも言えない幽玄な雰囲気の時間帯ですね。

緑が目に染みる医王山。(6/1*日)

2008-06-01 | 自然大好き!

(サンカヨウは花が終わり実がなっていました)

昨日の雨とは打って変わってスカッと晴れた日。
今日は富山から帰ってきていた次女を誘って
医王山の探鳥会へ出かけてきました。

山は爽やかな空気に包まれていて歩いていて気持ちがいい!
ツツドリやホトトギスの声に囲まれて
緑がいっぱいの山道を歩きました。

(好きな場所、大池の景色も緑でいっぱい!)

医王山は私の大好きな身じかな山。
今日はコガラやホオジロの姿は見ましたが
鳥の姿は少なめでした。
代わりに帰り道にカタハとミツバを摘んで楽しみました。
久しぶりに汗をかきながら山道を歩いた時間、
気持ちよかった~!

(全身緑色のワカバグモは獲物を捕まえていました)

(あちこちでカラスアゲハが飛んでいました)