昨日は外科医が当直だった。朝にコンピュータ画面で夜間の救急外来受診患者さんをチェックすると、一番の大物は89歳男性だった。2-3日前から右下肢が痛くなり、昨日の深夜に救急外来を受診した。下肢の造影CTで右外腸骨動脈が閉塞していた。血管外科医が呼ばれたが、すでに下肢の壊死が進行しつつあり、筋原性酵素が著明に上昇していた。血行再建は困難で、下肢切断も部位的にできないという。前日に整形外科を受診したらしい。鎮痛剤が処方されているが、下肢の冷感に気づかなかったのだろうか。
外来で、17歳男性(高校生)は右肺炎だった。白血球数が正常域でマイコプラズマ肺炎が疑われた。病棟では81歳男性肺癌の患者さんが亡くなった。入院患者数は病院全体でも減っているが、受け持ち患者数も減って10数名となった。お盆前に比べれば、診療は楽になっているが、看護部は産休や病休が多くて大変らしい。