プライマリケア学会の2日目。名古屋大学の鈴木富雄先生の不明熱の講演がメイン。高齢者の看取りや誤嚥性肺炎の講演も軽く聞いて、最後のセッションが鈴木先生の講演だった。不明熱の症例が名古屋大学病院総合診療科に集まってきているそうだ。最近不明熱の医学書が続けて出ているが、鈴木先生もレジデントノートに連載していた。ぜひ単行本で出してほしい。不明熱は外来は診て(検査お含めて)見当がつかなければ、入院しても診断はつかないと思っている。
プライマリケア学会は初めて行ったが、案外クローズドな学会だという印象を持った。総合診療の学会としては一応プレイマリケア学会なのだろうが、内科学会が専門医に総合とつけたのは内科学会が総合診療を取り込もうとしているのだろう。
ケアネットから岩田健太郎先生の不明熱のDVDが出ていて、鈴木先生が出演している。その中で鈴木先生が例のチンチンチン(フェリチン・血沈・尿沈査)を披露している。岩田先生が、お下品ですねえとコメントしているが、鈴木先生はそれを聞いてムッとしたと言っていた。岩田先生ならいかにも言いそうな軽口で、悪気はないと思うが。