今日は内科専攻医の若い先生が救急当番をしていた。67歳男性がめまいと嘔吐で救急搬入された。内科再来を診ていたが、その合間に画面で検査を確認した。頭部CTでは異常がなかったので、BPPVかと思った。頭部MRIがオーダーされていた。
MRIの結果、小脳に新規梗塞があり、両側後頭葉にも梗塞巣があった。MRAでは椎骨脳底動脈系の狭窄がある。その時点で発症2時間半だった。t-PAの適応ありということで、別の内科先生と相談して地域の基幹病院神経内科に搬送となった。救急車で30分以内なので発症3時間ちょっとで到着する。行うかどうかはわからないが。
BPPVだったら、若い先生にそのまま主治医になってもらおうと思ったがあてが外れた。その後、入院が必要な2名の患者さんがいたので、主治医になってもらった。ひとりは、内科新患の先生から相談されたインフルエンザ罹患後の食欲不振の女性。もうひとりは、内科クリニックから紹介された肺炎の88歳女性(認知症もなく元気)。
「感染症プラチナマニュアル」の著者岡秀昭先生がCareNeTVで講義をしている。マニュアルを見ながら視聴するとちょうどいい。プラチナマニュアルを病院の指定図書にすると、治療が統一されていいと思う。細かい字が見えないので、大きい字のGrandeの方を使用している。