10月18日の当直の時、午後10時過ぎに左下腹部痛の34歳男性が救急搬入された。7月に泌尿器科外来を受診していて、左腎結石を指摘されているという。尿管結石と思われた。
健診の腹部エコーで右腎臓内に10mmの高エコーの病変を指摘されて、泌尿器科外来を受診している。腹部CT・腹部MRIが施行されて、右腎良性腫瘍と診断されていた。その時に、症状はないが、左腎結石(小2個)を指摘されていた。
右腎腫瘍はCT を見てもMRIをそのつもりで見てもよくわからない。腹部エコー(当院では施行していない)の方がわかるのだろうか。経過観察で外来予約が入っていた。
腹部CTで確認すると左尿管下部に結石を認めた。これも小さいが、さらに小さい結石は左腎臓内にまだあった。ジクロフェナク座薬を使おうとしたが、気管支喘息の既往があった。小児期と成人になってからも症状があった。現在は治療はしていない。
アセリオ注(1000mg)を点滴で入れることにした。入れた後に経過をみると 疼痛は治まり、帰宅を希望された。カロナール500mg錠を屯用で持たせて帰宅とした。