先週末は土曜から月曜まで3連休だったが、日直・当直に入っていなかったので3日間の休みとなった。月曜日に入院中の超高齢者がCVカテーテルを抜去してしまったという連絡があっただけだった(末梢静脈から点滴へ)。
今日3日間の外来受診・入院をざっと確認した。日曜日の午前8時過ぎに、昏睡(JCS300)の100歳代女性が救急搬入されている。土曜日の当直だった内科の先生が対応した。
自宅で生活している方で、朝に家族がベットサイドのポータブルトイレの前で倒れているのを発見した。訪問看護に連絡して、当院への救急搬入を指示された。
血圧は179/89と高値で、酸素飽和度は問題なく、発熱もない。脳血管障害が疑われた。
頭部CTで右硬膜下血腫を認めた。くも膜下出血も伴っている。これは急性の変化に見える。
今月の3日か4日に転倒して、頭部を打撲していたそうだ。そこで血腫ができて進行したのか、いったん出血があったところにまた出血したのかはわからない。(放射線科ではどのように読影するのだろうか)
家族と相談して、高次医療機関への搬送は希望しなかった。(昏睡であることと年齢で受けてもらえない可能性がある)当院入院で経過をみることになった。
入院後は、翌日の早朝に亡くなられた。DNARの方針だったので、死亡確認は日曜日の当直医が行った。
患者さんや家族には関係ないことだが、当直明けの午前8時前に昏睡の救急搬入を受けることになるのは(当直は翌日午前8時30分まで)、身体的にも精神的にもきつい。その日は少なくとも午前中いっぱいは病院にいたのだろう。
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