職場で会う女性がウィーンとレーゲンスブルクに旅行されました。少し前に私がイギリスに行ってたことはその別会社の方々にも知れ渡っていたのか、それともコロナ後の海外旅行、しかもその方50年ぶりに昔のお友達と連絡がついてオペレッタを見るのと旧友に再会するので舞い上がったのか、私に50年前のドイツ人美青年のお写真と現在のおじいさんのお写真まで見せて楽しそうに語ってくれたので、その翌日、図々しいとは承知ながら、かねてから食べてみたかったウィーンのお菓子「プンシュクラプフェン」を買ってきてください、とお願いしたのでした。
途中、ドイツ人さんにそのお菓子名を言ったら「それは生菓子だから日本に持っていけない。他に買ってきて欲しいものがあったら教えて」と言われたことを職場で仲のよい別の方を通して通告され、あわや諦めそうになりましたが、ウィーン通のhedgehogさんの情報で日持ちするバージョンがスーパーにあるということをしつこくウィーンにまで伝書していただき数日後・・・
ジャン!
「これでいいのかよくわからない」と渡されましたが、書いてあるじゃないですか!プンシュナントイカカントカって・・・!
早速、イギリスから買ってきたこれまた大好きなバッテンバーグと並べてみると
ああ、なんて色合いがぴったりなの?!
中はねっちりとアルコールが沁みたスポンジが固まったような、リキュールと砂糖の隙間を少量の小麦粉が埋めているような感触でした。
これが夢にまで見たピンク色のお菓子・・・と感動しながらパクパクと喉を通らせながら、これが日持ちのしない生菓子だったら、どんなものなんだろう・・・と野望が湧いてきて、せめて東京のドイツ/ウィーン菓子店だけでも総浚いせねばならん・・・とまた人生の目標ができました。