Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

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2019-03-30 19:14:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
ドラマ「Please Like Me」シーズン1にでてたジェフリー君が好きだったのですが、シリーズ2以降はほとんど出てこなくなり、主人公ジョシュの新しい恋の相手アーノルドくんは可愛いとは思うけれどジェフリー君ほど好きじゃない・・・

という残念な展開にもかかわらず、このドラマのもう一つの魅力は、(メインの魅力は可愛い男の子だけでなく、ありとあらゆる人たちのダメな部分ばかり露呈されるという謎のストーリーです)

ジョシュくんがお料理(お菓子も含め)が得意なので食べ物の名前がエピソード名になっているところです!!!



日本でも馴染みのあるのもないのも、邦題がまたかわいいんです。

食い意地が張っているので非常に高ポイントです。

シーズン1

1 Rhubarb and Custard ルバーブは甘酸っぱく

2 French Toast 朝食にフレンチトースト

3 Portuguese Custard Tarts カスタードタルトはいかが

4 All You Can Eat 食べ放題ビュッフェへご招待

5 Spanish Eggs スパニッシュオムレツのお味

6 Horrible Sandwiches 涙と笑いの手作りサンドイッチ

シーズン2

1 Milk ミルクはママの味

2 Ham 誕生日のハム

3 Parmigiana 愛しのパルミジャーナ

4 Gang Keow Wan 1人で食べるグリーンカレー

5 Sausage Sizzle ソーセージはアツアツで

6 Lapin La Cocotte 怒りのうさぎのココット

7 Scroggin 思い出を紡ぐトレイルミックス

8 Truffled Mac and Cheese 失恋トリュフのマカロニチーズ

9 Skinny Latte カフェラテはお好き?

10 Margherita 深夜のピッツァマルゲリータ

シーズン3

1 Eggplant ナスは苦手?

2 Simple Carbohydrates 炭水化物の誘惑

3 Croquembouche お祝いのクロカンブッシュ

4 Natural Spring Water 天然水で幸せ気分

5 Coq Au Vin 切ないコックオーヴァン

6 Pancakes with Faces ニコニコ顔のパンケーキ

7 Puff Pastry Pizza 浮気なパイ生地のピザ

8 Amoxicillin 偽りの抗生物質

9 Champagne 空中シャンパン

10 Christmas Trifle 伝統のクリスマストライフル

シーズン4

1 Babaganoush 台無しのディップ

2 Porridge ポリッジは涙の味

3 Beluga Caviar キャビアとかくれんぼ

4 Degustation デザートはゆっくり味わって

5 Burrito Bowl 悲しみのブリトーボウル

6 Souvlaki 最後にスブラキを一緒に


いかがです?
必ずや胃のあたりにキュンとくるタイトルが見つかりませんか?



Benjamin "insane"

2019-03-28 10:11:00 | コリン・モーガン


インスタで「Benjamin」の脚本/監督サイモン・アムステルが脚本の一部をストーリーで公開しました。

一部が先日YouTubeの自動字幕を基にしたトレイラーの脚本に入っていたので早速答え合わせしたら、おみごと不正解でした!!!

そのトレイラー脚本のログ

そこでは・・・

You've been saying if we made it black and white.
あなた僕たちがハッキリさせたのかってずっと言ってるよね。

⇧ ブブーーーッ!

⇩ 正解

Would it been insane if we made it black and white?
それをハッキリさせたらガチ変かなぁ?


でしたっ!

つべでも聞き取れないものをネイティブでない耳で聞き取るのはガチ大変。

Please Like Me

2019-03-26 20:32:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
ちょっとご無沙汰です。

この数日、娘があと少しでニュージーランドに引っ越すので、物理的に準備で忙しいこともあるんだけどすでに喪失感で文章を書けなかったのです。

自分自身が親から離れて海外に住んだ時には、私の親が何かとうるさいタイプであることと、自分のこれからの生活のことで頭がいっぱいでまったくホームシックはなかったのですが。

この心境は、昔、好きだった彼氏に別れ話をされて泣いた時にそっくりです!!

人は、ある特定の他人を自分のアイデンティティの一部だと思い込んでいると、その人が離れた時に自己喪失に陥るのです。

私の育児のモットーは「自立できるように育てる」だったので、子供がうちを出て外国でホームスティをすると決めたことは大きな第1歩ですけど、

そういう「考え」と自分の「感情」はまた別のものでした。

そんな時、コリン・モーガン主演の映画「Benjamin」と似てるドラマがあると枝龍さんから教えていただいて見始めたドラマ「プリーズ・ライク・ミー」にすっかりはまっていました。



6エピしかなく1エピ30分くらいなので「ナニこれ面白〜イ!!」とすぐ見終わるとタカをくくっていたら、

シーズン全部見終わって4シーズンまであると知って、今2シーズン目です(汗)。

主人公(俳優兼脚本兼監督)の容姿はネットフリックスで見かけても絶対自分では見ようとは思わないタイプなのですが、その恋愛相手の男子(写真左から4番目)がかわいくてドラマに入ることができました!

好みのタイプの俳優さんが一人もいない映画やドラマは、寝てしまって。

純粋な映画やドラマのファンの方からは邪道と言われても、個人の感情なのでどうしようもありません。

ま、それで、きっかけはその可愛い男子でしたが、エピが進むにつれて話というか、会話が面白くて、最初はどうでもいいと思ってた主人公のパパとママまで段々知り合いのように心配になる始末です。

主人公が自分の容姿に自信がなく「自分に好意を持つイケメンなんて信じられない」というタイプで、優柔不断の親友とバカな下ネタ話しを延々としてるんですが、基本いい人なんですね。

それで親や親の恋人、友人、元カノ、おばさん、周りの人たちみんなにナイスにしてるのだけど(本当に親を病院に連れてったり姪っ子を預かったり、いったいいつ勉強してるのこの大学生?っていうくらい人の面倒見てます)

肝心のイケメンの彼は「重すぎる」と言ってナイスにしてあげないんですよ?!

そこ以外は彼の言動はとても他人とは思えなく、オタクでブツブツ変なことをいつも言ってて、自分の感情を出すのが苦手なんです。


ちょっと前に見た「セックス・エデュケーション」もそうでしたが、ドラマで今の若い人たちの言動見てるとみんな淡々と語るんですよね。

私がティーンや二十歳過ぎだった頃、淡々としてた私は人から浮いてしまっていて人と関係を築くのがとても難しかった。

私も今の時代に青春だったらよかったのに!!!とつくづく思います!

そんなことを今更思っても何にもならないので、

せめて明日から話しをする人には思ってることを淡々と語ろうかな。そして残りのエピソードを楽しみに見て、

明後日に飛行機で行ってしまう娘の寂しさを紛らわすとします。

しかしそんなこと考えなくても、荷物のチェックとかホームスティ先やおばあちゃん地へのお土産を揃える、お金の準備、見送りに来る親戚のお相手など現実的にやることはいっぱいだし、

仕事でEarth Hourと言って地球に優しいことをする企業アピールのため明日はいつもの静かな職場から繁華街にゴミ拾いに行くミッションまであり、

なんでこんな時に下ネタいっぱいのドラマを見てるんだ自分、です。





ふたりの女王 メアリーとエリザベス

2019-03-20 22:11:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


原題は「スコットランド女王メアリー」なのに邦題は「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」になってて???と思っていたら、

確かにいつも歴史の表舞台にはエリザベスでメアリーは影の存在のところを、

この映画はメアリーを主役に立てたとはいえ

やっぱりふたりの女王が織り成す物語としか言いようがないので邦題も間違いではないのでした!

最初から最後まで緊張感みなぎり面白かったです。

しかしデヴィッド・テナントを女王の敵のリーダーにするなんて、なんてもったいない・・・しかも顔がわからないほど帽子とヒゲが邪魔で、どうりで目力のギラギラした奴だと思いました(つまり映画を見ている時にはわからずエンドクレジットで焦りました!)。

シェイクスピアの王様シリーズドラマ「ホロウ・クラウン」の続編とも言えるこの時代でも、

まだまだ陰謀説で首をとったとられたの時代で、

やっとエリザベス一世がなぜ生涯結婚しなかったのかわかりました。

日本と違い女性でも王権があったとはいえ、あからさまな女性蔑視はムナクソ悪く、

高潔な女王ふたりに比べ男ってなんて野心と欲で動いてるんだ!と腹立たしくなる映画です。

ところで、メアリーがなんでスコットランドとイングランドの王位継承権を持っているのか意味がわからなかったのですが、

血筋をたどると母方がイングランド王家出身だったからですね。

そしてメアリーの子ジェームズがイングランドとスコットランドの王となり、

ヴィクトリア女王のご先祖様にもなると。

そうそう、そのジェームズの息子の子孫が「女王陛下のお気に入り」のアン女王で、アンの兄弟のジェームズはジャコバイトがサポートしたイングランド王(なれなかったけど権利を主張)な訳で、

そのアンには世継ぎができず、ジェームズには娘もいてその娘の子孫に王権が渡りそれがヴィクトリアの家系でした。

女王様の話はいつもおもしろい。





Benjamin 感想少し

2019-03-19 21:16:00 | コリン・モーガン
ネタバレなしでいきますよ〜

イギリスで劇場公開が15日に始まった「Benjamin」。

同時に密林やiTunesなどの配信も始まりました。もはや「配信サイトが映画を作る」ことの逆もさもありなんの時代を感じます。

とはいえ密林などは支払いにイギリス国内発行のカードしか受け付けないので、iTunesの英国カードを買って見るか・・・と思っていたら、

日本のクレカでも支払えるサイトがありました!ビックリした勢いでレンタルしました・・・CHILI

よくわかりませんが、登録ページ電話番号には日本の国番号も選べるようになっているので世界中どこからでもアクセス可なのかと思いきや、IPアドレスを英国にしておくのが確実のようです。つまり例のサービスを使用の上、登録するのです。

予定外にレンタルできましたが、英語字幕は出ません。

レンタル期間は見だしたら48時間ですので、とりあえずザザっと2回見ました。セリフが全部理解できればもっとおもしろいのでしょうけれど、できなくても

・・・可愛かったです!!!!!

恋が恋しい。そしてロンドンもとっても恋しい。

かわいいキャラや素敵なロンドンもそうですが、いつも目に飛び込んでくるのは食生活。

仕事でテンション極まったベンジャミン、他人事とは思えない。
これはバナナにピーナツバターか?はちみつか?



アイスとオレオを買ってきて、



すごい食べ物作ってました・・・

追い詰められると、クレイジーなものが食べたくなるのわかります。



ロンドンの街が、夜の街がすっごい懐かしくて。。。
オシャレなホクストン、喧騒のソーホー。



コリンの表情が素晴らしい映画です。



この角度がお気に入りです。



アップももちろん多いですが、まあコリンの顔を、腕の血管を、体毛を、肩の骨を、かわいい仕草を眺めて楽しむだけでもこの映画の価値はあります。これすなわち監督の視線ですよね?きっと監督がカメラマンに指示出してるよね?

ノア=フェニックスくんの歌もいいです。ちょっと90年代ブリットポップにフレンチポップのスパイスがかかったような。

そしていつもイギリス映画/ドラマを見てて好きなのは、マイノリティーを当然の存在として描くこと。

「マイノリティーとは」「マイノリティーの苦悩」みたいなアメリカや日本の映画/ドラマに見られがちなマジョリティーへの理解の指針みたいなものはすっ飛ばして、普通にロマコメの主役がゲイでした、ってところです。