Jからのクリスマス・プレゼントのチケットをにぎりしめて、
バレエを見て来ました!
マニュエル・ルグリが豪華絢爛なゲストを集めた贅沢な公演です
こちらの映像は「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
本当はルグリ&ギエム版を紹介したいと思っていたのですが、
以前はあったのにもう見つからないyoutubeです・・・
ちょっと字が多いですが、出演者と作品です
出演:
マニュエル・ルグリ/シルヴィ・ギエム/アニエス・ルテステュ(パリ・オペラ座バレエ団)/オレリー・デュポン(パリ・オペラ座バレエ団)/ヘザー・オグデン(ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)/上野水香(東京バレエ団)/ヘレナ・マーティン/パトリック・ド・バナ/フリーデマン・フォーゲル(シュツットガルト・バレエ団)/ギヨーム・コテ(ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)/デヴィッド・ホールバーグ(アメリカン・バレエ・シアター)
曲目・演目:
「優しい嘘」振付:イリ・キリアン 音楽:クラウディオ・モンテヴェルディ、カルロ・ジェズアルド、グレゴリオ聖歌
「三人姉妹」振付:ケネス・マクミラン 音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
「マリー・アントワネット」振付:パトリック・ド・バナ 音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ
「スリンガーランド」振付:ウィリアム・フォーサイス 音楽:ギャビン・ブライアーズ
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」振付:ジョージ・バランシン 音楽:ピョートル・Iチャイコフスキー
「失われた時を求めて」振付:ローラン・プティ 音楽:ガブリエル・フォーレ
「ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ」振付:マニュエル・ルグリ 音楽:ガエターノ・ドニゼッティ
「アザー・ダンス」振付:ジェローム・ロビンズ 音楽:フレデリック・ショパン
「モペイ」振付:マルコ・ゲッケ 音楽:C.P.E.バッハ、クランプス
「ハロ」振付:ヘレナ・マーティン 音楽:アラ・マリキアン、ホセ・ルイス・モントン
バレエそんなに知識ない私でも、見てみたかった!
という名前がいっぱいです。
ルグリはNHKのバレエ教室で講師もやっていたので親日家?
もとオペラ座のエトワールで現役ながらも後輩の指導やこうした企画に余念がない。
ヌレエフとかロイヤルのアンソニー・ダウエルみたいに芸術監督になるのでしょうか。
1度彼の生の踊りが見たかったので嬉しい
そして、上野水香が踊ったのは彼の振り付けだったのですね。
でも今回私が1番得をした!と思ったのは
「失われたときを求めて」です。
上の映像はオペラ座ので美しいマチューです。
今回の公演では、ギョーム・コテとデヴィッド・ホールバーグ
の組み合わせでした。
男性ふたりの肌色タイツの踊り・・・バレエを見慣れないと
不思議な世界かもしれないけれど、
無駄な物をまったく身につけてないので、
とにかく身体のラインとポジションと動きの美しさが
ダイレクトに胸にせまってくるのです
デヴィッド・ホールバーグはロンドンでABT公演で見た時には
ちっともよくなかったのに、にわかに好きになりました。
この作品は実はとても長いものだそうですが、全幕が見たいです。
プルースト原作で、プティ振付け、
音楽はこの部分のフォーレもすご~~~く良かったですが、
ほかにベートーベンやワーグナーなど
プティが好きな曲を色々使ってるとのこと。
美しくて、濃い、です
大好きなギエムの男前な身体と誰にも真似できないカタチが見れてしあわせでした。
ギエムがヒラヒラの長めのクラシックなドレスを着たラインが大好き。
今回は「三人姉妹」がそういうドレスでした。
フェミニンで大人っぽい衣装なのに、
逆に少年のような少女のような色気を感じます。
この映像はダーシー・バッセルでギエムとは対照的なのですけど、
こんな作品です、ということでご覧ください・・・
ドラマチックなマクミラン作品。
マノンとかロミオ&ジュリエットと同じ愛の世界
今回、キリアンとかフォーサイスとかコンテンポラリー作品も
見れたのですが、これが予想外にツボでした。
バレエの要素、「ダンサー」「振付け」「衣装」「音楽」のうち、
ひとつかふたつが前衛的で残りがクラシック的な作品がグッド・バランスです。
ド・バナ振付けで彼とアニエス・ルテステュが踊った
「マリー・アントワネット」が1番よかったけれど
新しい作品だからなのか?映像どころか資料も見つかりません
残念だったのは、フリーデマン・フォーゲルがリハ中にケガをして、
1作品のみの出演となってしまったことです。
出演した「モペイ」という作品はコミカルなものでしたが
私以外まわりの誰も笑ってなかった・・・
値段も高いけれど、オールスターは贅沢で心の美容液です
Jよ、ありがとう
オペラ座公演も見たくなっちゃったな