ずっと見られなかったビービーシーiプレイヤーがプレイするようになったんですよ!
思えばドクター・フー5回分くらいの間、プレイヤーで番組を見ようとすると
「現在つながりませんので、また後でお試しください」
という表示がスクリーンに出るばかりでちっともプレイしてくれなくなかったので、短くとも5週間以上は
「ビービーシー」はついにヴィー・ピー・エヌのアドレスを虱潰しに回避するスキルを身につけたのではないか?!
という恐怖に打ちのめされておりました。
そしたら同じ目に遭っていた、いつも楽しいコメントくださるhedgehogさんが視聴に成功した問いう朗報を聞き、例の恐怖は私の思い過ごしだったという気持ちでまた挑戦したところ、
気は心、IPアドレスにまで私の高まる期待が届いたのか、繋がったのです!
もうこの5週間、大切な友人が亡くなったかのような喪失感で、何をしても心ここに在らずな抜け殻となっていたのが自分でも情けないです。
それでとりあえず半端だった「ドクター」を見終え、
ちょうど話題になっていた「グレアム・ノートン・ショー」の「メアリー・ポピンズ・リターンズ」ベン・ウィショー含む主要キャストとボーイ・ジョージの回を見て3歳のウィショーさんのメアリーコスプレ画像を見届け(しかし3歳がナニー魔女になりたい願望ってオリジナルですよねっ?!)、
その勢いで「Watership Down」を見ました。
これまで名前はよく聞いたので一度見たいと思っていたのですが、
何と言っても豪華キャストに踊らされました。主役ウサギ=ヘイゼルがマカボイ、その弟ファイヴァーがニコラス・ホルトなんですよ。ファイヴァーなんて予知夢をみるひ弱なウサギなんですよ。
児童書が原作でこれまでにアニメ化もされ「ウォーターシップダウンのうさぎたち」という放題で日本にも紹介されていたようです。新作は実写とアニメの合成で、しかし主役のうさぎたちはアニメなのでほぼアニメです。
原作も昔のアニメも知らずに2018年版を見たので、イギリスの俳優さん、確かベネさんだったと思うのですが、子供の時に見た感想が「恐怖」だったことにとても共感を覚えました。
同じくウサギが主役のピーターラビットと比べて、モフ具合はうさぎの数で勝っていますが、とにかく状況が過酷で画面が暗い。
人間の土地開発で住処を失ったうさぎの群れが、新世界を求めてさ迷い、先住の群れや人間、他の動物と死闘を繰り広げる・・・というもの。
放浪の間には兄弟、仲間、出会った飼いウサギ、他の動物との複雑な感情の交流もあれば、敵のボスの恐ろしさ、その子分たちの人間(ウサギ)模様も絡んで、
50分×4(シリーズ1 エピ1〜2 各エピに2チャプターがある)の長丁場をウサギの肉弾戦が続くんです。
こ、これは、さすがに「ホロウ・クラウン」の国の児童文学よ、
未だ見たことないけど「ゲーム・オブ・スローンズ」ってこういうのかしらっ?!って思いました。
狩猟民族の生き様、そしてゲルマン民族の大移動を草食であるウサギにも投影しているのかしら。
たくましいウサギたちに平和が訪れ、1匹狼的な鳥とも家族ぐるみで付かず離れずのお付き合いでほのぼのとしてはいますが、
神のいる土地に抱かれるような住み方をする日本人のほのぼのとは根本的に違う、
自分が城を構えたところに魂が仮住まいをするような、動きのある安住感というものを見ました。
でもウサギのハグは首と首を交差させるんですよ、あとピーターラビットもやっていたオデコのこっつんこも可愛かったし、さすが後ろ足の長い民族、バニーキックは強力に可愛かったです。