3時間越えの長編のせいではなく、前夜に前編のインフィニティー・ウォーを復習して、よく眠れないまま朝8:50の回に臨んだ私が悪いんですが、
午前中いっぱいをエンドゲームし、午後以降は頭痛腹痛で寝ていたため、映画を切れ切れにしか覚えていません!!
し、しかし、スタートのタイミングで1度感想を書いておきたいです。
他の賢い方々の深い考察などを読む前の自分の感想は自分だけのものなので大切にしたいから。
ネタバレしますから、
NGな方はこれから下は避けてくださいね!
もうこのポスターが物語っていますが、今までの数々のヒーロー映画&アベンジャーズの総集完結編、という普通に考えたら無茶なことを本当にやりのけたんですよね。
まず、それはすごい、3時間はかかるよ、そりゃ!
宇宙に散らばる6つのインフィニティー・ストーンのそれぞれををめぐる物語が1話完結の映画としてこの10年間にリリースされ、そのすべての背後でサノスが狙っていたという布石が一気に回収されるのですものね!
しかし、その大ボス=サノスが姿を現さなかったIW以前まではまだ私はこのシリーズをかなりかなり楽しめた。
それが、もうサノスのすべてが気に入らない私にとってIWとEGは好きなキャラクターが登場している間はワクワク、サノスと戦闘部隊が登場するとスクリーンに焦点を合わせたくない苦痛の時間になるのですから複雑。
そのルックスもさながら(スターロードが初対面で言ったセリフが忘れられないよぅ)大真面目に世の中のことを考えてる万能オーラが現実の政治家みたいで嫌なんですよ!まあ、「ウソはつかない」ってとこだけは政治家と違って好きですけど。
あと、もともとマーベルコミックは「ヒーロー物=戦闘物」という前提からして仕方ないんですが、大決戦の大群のぶつかる肉弾戦も我慢ならない。宇宙での戦闘だと嫌悪感はないのに、おそらく、ホビットでもそうでしたが、悪役軍の醜いモンスターが大量にスクリーンに溢れるのが生理的に苦手!
・・・ああ、苦しかった思いを文字にしただけでかなり胸が軽くなりました♪
そのふたつを除いては、気がついたらほとんど見た(ハルク以外)マーベル映画のヒーローたちがこれでもかこれでもかと絢爛豪華に登場するアベンジャーズは、スペクタクルショー、80年代のライブエイドのようなスターフェスでした。
上のポスター、よく見ると大好きなガーディアンズがちゃんと全員入ってるんですよね!実はサノスの顔がないこの画像気に入って選んだのですが、そのせいで右上のストレンジ先生と左上の大好きなヴィジョンも切れちゃったんです。でもパワーが絶大のそのお二方よりも前方で大きく描かれてるガーディアンズ、特にロケットの出番が多かったのは嬉しかったです。マンティスなんて肉弾戦でサノスの首にまたがってましたからね!
ガーディアンズの存在が大きいのは、マーベル作品の中で異色なはみ出しっ子な位置なのに、そのキャラのガモーラとネビュラがサノスの娘ということもあるでしょうか。
ソーは3の笑えるキャラをだいぶ引きずっていて、タイカ監督が声をやってるお笑いキャラもちゃんと出演してたのには顔がほころびましたが、あの3でのタイカ監督の絶妙なお笑いセンスと違い、EGでのソーは笑えない痛さが辛かった。3ではダメキャラにはならず尊厳があったのに。。。
これまでのシリーズの2本柱、アイアンマン/トニーとキャプテン・アメリカ/スティーヴ・ロジャースの物語はここで収束しました。
収束するのにアントマンの量子の世界が必要だったわけですが、
では、IWのラストでたったひとつの可能性のためにストレンジ先生が石を差し出さなくてはならない理由はなんだったの?
粒子の世界の時間とは無関係なのか?
どうも寝込んだせいかそこがつながりません。
インフィニティーストーンの元あった時と場所に戻る旅は、マーベルシリーズを見てきたファンへのプレゼントのようでしたね。
特にガーディアンズのオープニングシーンでスターロードが踊るシーンは大好きです♪
見てた最中は、量子のタイムトラベルで1970年に戻ったトニーがハワード父さんが自分の誕生をそれは楽しみにしている姿に出会い、子供を持った父として自分の父を見るシーンに感動したのですが、
彼は親との確執も解決して娘も得た幸せな息子/パパとして人生を終えたけど、ペッパー・ポッツは都合のいい秘書から妻のまま。なんか水木しげるの奥さんみたいで、マーベルの世界の女性として違和感たっぷり。
それに比べて、聖人君子として世の中につくしてきたキャプテン・アメリカが最後の最後に自分の人生を選んだというのが大きな救いでした。このシーンで全てが救われました。
今思いつくことはこんなものでしょうか。
また少し時間をおいてサノス軍団を見る勇気が出たら劇場へ戻りたいですが、できればそこはカットして見られる環境がいいです。